2021年01月10日

木星土星水星の接近

 昨日見えていた水星は日没後の高度が高くなって、今日は土星と同じくらいの高さにあがってきます。双眼鏡では3つが同一視野内に入ってきます。今日観測したようすを報告します。
 日没後木星が双眼鏡で見えるようになったのは30分ほどしてからです。5分後には肉眼で見えるようになりました。かなり低くなっています。水星・土星ともわかりません。望遠鏡の直焦点では入りきらないのでNo.2のクローズアップレンズを入れています。これでもぎりぎりです。カメラのファインダーでは土星水星は確認できません。望遠鏡のファインダーは外していますからこちらでは確認できません。
 とりあえず300mmの望遠レンズで木星の見えるあたりを写してみました。
水星・木星・土星
 3つとも何とかわかります。空がまだ明るいのではっきりとはしません。水星土星は「− −」で挟んで位置を示しています。左側が水星です。
 400mmの望遠レンズです。横置きで入りそうもなかったので、縦置きにしています。
水星・木星・土星
 下の方に雲が迫っています。
 望遠鏡です。ファインダーをのぞくとかすかに土星が見えたので縦にならぶようにカメラの傾きを回転させました。土星と木星を写した後、左側が写るように少し動かすと水星が入ってきました。土星は外れています。何とか水星が左端になるように方向をずらして写してみると、ぎりぎりですが土星も入れることができました。
水星・木星・土星
 水星の近くに雲が迫っています。土星の横がもう少し空くように動かしている内に水星は雲の中に入ってしまいました。
 400mmの望遠レンズを木星が入るように向きを変えてみると下に太陽の塔が見えます。水星も見えています。位置を合わせて写してみました。
水星・木星・土星 太陽の塔
 3つとも入っていますが、水星が雲ぎりぎりにひっかかっています。この後は完全に雲の中に入ってしまいました。
 木星が見え始めてから見えなくなるまでが30分ちょっとしかありません。まだ空もだいぶ明るめです。木星・土星の接近のようすを売るのはだいぶ厳しくなっています。明日(11日)は水星と木星がほぼ同じ高さで並びます。見られるのでしょうか。一番低い惑星が土星に変わる分、低空の雲に邪魔される確率はほんのちょっとだけ小さくなります。

posted by ヨッシン at 00:00|