2021年01月16日

紅葉の東海三山 06 2019/11/27 揖斐川町横蔵寺 境内

 山門をくぐった先に本堂があります。そこまで行く道の真ん中に香堂があります。香堂越しの本堂です。本堂の周囲の紅葉は終わっているのかまだなのかはっきりしません。緑が濃くないので終わってしまっている可能性の方が大きそうです。もみじもそれほどたくさんはなさそうです。駐車場横といいちょっと残念です。
揖斐川町横蔵寺 香堂と本堂

 本堂横のこの一画が、一番色づいているみたいですが、今ひとつはっきりした色ではありません。
揖斐川町横蔵寺 本堂横

 香堂の手前右側に3重の塔があります。壁面の飾りが見えるようにしました。逆光気味で光が回り込んでいます。
揖斐川町横蔵寺 三重の塔

 本堂です。入母屋造り平入り三間幅の建物です。1670年建造だそうです。ちなみに三重の塔は1663年建造です。
揖斐川町横蔵寺 本堂

 横の観音堂です。こちらは妻入りになっています。だいぶ新しそうです。
揖斐川町横蔵寺 観音堂

 谷を越えて反対側の斜面を登っていきます。道脇に桜の花が咲いていました。不思議そうな顔をしていると、10月桜といって今頃咲く花だと教えてくれました。
揖斐川町横蔵寺 10月桜

 谷を隔てて見える観音堂です。このあたりはちょっと紅葉しているかな。
揖斐川町横蔵寺 観音堂

 斜面の上にあるのが舎利堂です。ここには舎利仏(即身仏)が安置されているようです。ちょっと見るのは気が引けましたので入っていません。
揖斐川町横蔵寺 舎利堂

 ここからみた谷越しの観音堂です。本堂の写真よりこちらの方をたくさん写してます。
揖斐川町横蔵寺 観音堂

続く...............


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2021年01月17日

紅葉の東海三山 07 2019/11/27 揖斐川町横蔵寺 帰り

 舎利堂のある一画には、瑠璃殿、聖天堂がありますが、あまり写真を写していません。建物が新しそうだったのと、紅葉の木が少なかったこともあるようです。きれいな木が1本あったのですが、建物の陰でした。
 本堂のある一画に引き返します。谷に降りて再び本堂の方にあがっていく途中に見えた三重の塔と香堂です。画角内にきれいに収まっています。もうすこし紅葉していてくれたらなあ。
揖斐川町横蔵寺 三重の塔と香堂

 三重の塔のあるあたりから、客殿の方角です。紅葉はしているのですがすかすかです。だいぶ葉っぱが落ちてしまっているようです。
揖斐川町横蔵寺 客殿

 山門の2階越しに向こう側の景色です。こちらの紅葉はまだのようです。山門の中には鐘があります。なら、鐘楼門になります。仁王さんがいたので仁王門でもあります。どの呼び方で呼べばいいのでしょう。
揖斐川町横蔵寺 山門の鐘

 山門をくぐって振り返って見たところです。香堂・本堂と続いて見えます。
揖斐川町横蔵寺 山門

 門前の橋の手前から見た客殿周囲の石垣です。コケが光ってきれいです。落葉したもみじの色もだいぶ茶色くなって積み上がっているようです。
揖斐川町横蔵寺 客殿石垣

 瑠璃橋から振り返ってみた山門です。入ったときにいた人はいなくなっています。
揖斐川町横蔵寺 山門

 駐車場にでたところから客殿の方向です。どう見ても紅葉は落ちてしまっているようにしか見えません。
揖斐川町横蔵寺 客殿

続く...............


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2021年01月18日

共通テスト「地学基礎」問題解説など

 昨日、一昨日と共通テストがありました。昨日は、理科の問題が出題されました。今までのセンターテストと同じように、問題解法の解説などを書いてみます。今日は地学基礎について書きます。
 少し引っかかりを感じる問題もありましたが、普通に考えれば解ける問題ばかりのようです。センターテストと同じくらいの難易度のようです。
 以下各問の考え方等メモ書きです。

第1問
問1 地震に関係した一般常識
(1)マグニチュードと震度の違いはよく出題される
(2)緊急地震速報は、初期微動を検知して遅れてくる主要動を予測している
(3)阪神大震災の時は、震源からの距離に関係なく震災の帯というのができた
(4)津波は海底の形が急激に変化したときにできる。他には海底地滑り、岩雪崩の流入など
問2 地球の形と子午線弧の長さとの関係が理解できているか。
   子午線弧の長さは天測によるものと逆になる事に注意
問3 グラフのどの領域に位置するかが読み取れれば答えられる
問4 川の流速が時間の経過ともにどう変化するかがポイント。
   流速にあわせて粒度が変化する。
   少なくとも川の屈曲部での流速について知っている必要があるが習っているのか?
問5 それぞれの方法が何を調べているかがわかれば解ける。
 a化学組成が炭酸塩かどうか b深成岩かどうか
 c酸性岩か塩基性岩か(あまり使われることはない)
問6 枕状溶岩の構造まで教えているのかな−−少し疑問 縁辺急冷層を応用すれば解ける
 白っぽい部分が溶岩流の本体で、
 黒いところ(こんなにはっきりしていない)が積み上がった溶岩のすきまで、
 ここに海水中の成分が濃集している(オパールや碧玉があることも)
問7 基本的に意味不明 玄武岩のデータばかりあっても意味がないのはわかるが.. 
   温度をそろえて、温度による影響がでないようにするのか.. 
  (岩質と溶岩(流)の温度は関係している!)
   ここで手を打つしかないか

第2問
問1 この時間内での名古屋港での気圧低下はいくらかがわかれば、比例計算で求められる
問2 データをどのようにして求めたのかは疑問であるが、正しいものとして考える
   湾の形に対して風向風速の変化から理論的にどうなるかを考えてみる
   大阪=風向き開口部方向→横断方向 名古屋=風向一定・風速は大になる
   御前崎=大きな変化なし
問3 雲は太陽放射を地表に届けない代わりに、上空の熱を地表に届ける働きがある
  ・・といいたいのか
   この働きを担っているのは主に上空の水蒸気である
  (一般的に雲があると放射冷却は少ないといわれているからこれでもいいのか)
問4 (1)(3)(4)温室効果についての一般常識。(2)が無関係

第3問
問1 恒星としての太陽の位置づけは基礎
問2 宇宙のでき方と年齢から何となく答えはわかる
問3 それぞれの天体の形特徴がわかっていれば簡単
問4 図から星像の半径を読み取り、面積を求める。天文学の手法なのか疑問


posted by ヨッシン at 00:00| 雑記

2021年01月19日

共通テスト「地学」の問題について

 昨日は、「地学基礎」の問題についての解説をしました。今日はその続きということで「地学」の問題に触れることにします。この中に気になる問題があったので、きょうはこの部分について掘り下げて答えることにします。
 該当箇所は、第3問の南極の岩石についての問題の問2です。確認のため問題文のコピーを載せます。
共通テスト地学問題第3問問2

 正解として示されているのは、「B紅柱石が珪線石に変化する」です。
 岩石の種類は、その特徴から片麻岩と読み取れます。高温低温型の変成作用によってでき、その過程で紅柱石が珪線石に変化します。そのように記述されている教科書もあります。ここで気になるのは下線部(a)の文章です。以下がその文章です。
共通テスト地学問題第3問問2

 記述を確認すると、約7×10Paで温度が約850℃に達する変成作用でできたと書かれています。
 一般的な片麻岩(高温低圧型変成岩)に比べて圧力が大きいような気がします。確認のためにAl2SiO5鉱物の生成条件を見直してみます。実教出版地学の教科書からのコピーです。
Al2SiO5相平衡図

 図中には、広域変成岩の変化の過程が黒矢印で書かれています。@が低温高圧型の変成作用で、Bが高温低圧型の変成作用です。図を見る限りでは、Bでは紅柱石が珪線石に変化しています。
 ここで、南極の片麻岩のできかたを考えてみることにします。図には下線部(a)に書かれている温度圧力を赤×印で入れています。印の場所はAの矢印の先わずかに上の所になりそうです。図の説明では、Aの矢印は中間型の変成作用と書かれています。
 実際の経路については、近くで見つかる変成度の異なる岩石のデータを集めておこないますが、データがないので、一般的にいわれているAの経路とその延長で変成作用が起こったと仮定します。赤×印に達するまでは赤矢印で示します。
 線が通っているのは、藍晶石の領域から珪線石の領域になります。つまりこの圧力温度からいえるのは、紅柱石から珪線石に変化したのではなく、藍晶石から珪線石に変化したといえます。
 従って、「B紅柱石が珪線石に変化する」は誤りと判定できます。

 それでは正しい答えはないのでしょうか。ここでも別の問題があります。最近の教科書の記述では広域変成作用で石灰岩が変成するとどうなるかが書かれていません。古い教科書には結晶質石灰岩になると書かれていたものがありました。
 ネットで、飛騨変成岩または飛騨変成帯と結晶質石灰岩で検索をかけるといっぱいヒットします。一部、石灰岩と記述する学者もいるようですが、結晶質石灰岩というのが一般的なようです。厳密には、提示されている圧力・温度条件でどうなるかはわかりませんが、結晶質石灰岩の可能性は高いでしょう。
 だとすると、「A石灰岩が結晶質石灰岩(大理石)に変化する」も誤りと断定できません。問題文からは途中でどういう変化が起こっていたか読み取れるからです。少なくとも一般的にいわれている事柄を用いてBを正解にする思考レベルではAは正解にしないといけないでしょう。

 ここででてきたAl2SiO5鉱物の相平衡図にしても、普通はこの図が示されていて、そこから温度圧力がどうであったかとか、この圧力温度だとどんな鉱物になるかを答える問題がほとんどです。図も示されずにいきなりどうなっているかという問題が出題されると受験生も戸惑うでしょう。
 少なくともいえるのはこの図は完璧に覚えて置くべき図ではないということです。図もなしに三重点の温度圧力はいくらですか等と聞くのは酷というものです。三重点の条件はこの問題を解く上での最低限の知識になります。

 これは、出題ミスとかあるいは解答の誤りといっていいレベルだと思っています。


posted by ヨッシン at 23:53| 雑記

2021年01月20日

共通テスト「地学」の問題についての感想とか

 先日書いたことからもいえるのですが、いくつかの問題で、専門的に知っている人が作っているのかなというような気がします。
 たとえば、第5問の問6について考えてみます。
 問題文では、高温の主系列星がない理由を聞いていますから、これだけでは何の問題もありません。気になるのは、このことからこれが球状星団であると書かれている点です。論理の展開が逆のようで引っかかりを感じます。
 球状星団と散開星団の違いはいくつかあります。球状星団では赤や黄色の星が多いのに対して、散開星団では青っぽい星がたくさん見られるというのもその特徴の一つです。
 ところで、星団の中の星は、地球からの距離がほぼ同じと見なすことができますから、HR図は距離を測定しなくても作成ができます。
 実際にHR図を作ってみた所、散開星団と球状星団で図の形が全く違っていることがわかったのです。
 一部の散開星団をのぞいて、星団内にはガスがなくなっていますから、星の形成は止まっているものと考えられます。従って、星団内の星は、ほぼ同時にできたと見なすことができます。
 HR図を見ると、星がだいぶばらけているヒアデスのような散開星団では主系列星が中心で、青色巨星にあたる部分がなくなっているものがあります。これは赤色巨星に変わり始めていることを示しています。
 どのスペクトル型の恒星が赤色巨星に変化し始めているかを、恒星の進化のようすと比べてみることで、星団の年齢を決めることができます。
 球状星団ではF型星あたりが赤色巨星に変化していて、古くにできた星団だとわかります。このことは、恒星の中に含まれる重元素の割合から推定される古さとも一致しています。どちらかというと、漠然と球状星団は古いのではと考えられていたものが、HRで裏付けられたという所でしょう。球状星団が古いからHR図はこのような形になるのではなく、HR図がこのようになっているから古い星団だということがわかったと考えるべきです。どうして球状星団が古いといえるのですかと質問されたときにどう答えますか。HR図がこのようになっているからという答えはできなくなります。
 散開星団にも青色巨星が赤色巨星に変化しているものがある所を見ると、高温主系列星が赤色巨星に進化しているから、球状星団であるとは言い切れないような気がします。
 星団Yが球状星団であるというのは、黄色い星を主体としているということからわかります。このような論理展開は必要ありません。
 

posted by ヨッシン at 00:00| 雑記

2021年01月21日

共通テスト「地学」 感想・解法とか

 昨日は記事を書いているうちに遅くなってしまったので、中途半端な形になってしまいました。感想とかの続きです。
 センターテストの時は選択問題があったのですが、今回はなくなりました。その分、全ての天文気象地質海洋の分野でまんべんなく勉強していないと高得点が取れなくなっています。計算問題がたくさんでました。絶対等級から星までの距離を求めるのがいいとして、それ以外は妥当なのかは疑問。
 アイソスタシーの計算は問題集には必ず載っていますが、これも地学は問題かなという気がします。どちらかといえば数学かな。内容的には中学理科程度のレベルなので何とか許容範囲内です。
 震源の深さ求める問題も実際には震央が決定した時点でわかっているのでこのような方法を使うのはあり得ません。現実を見ないで机の上で作られた問題といえるでしょう。
 赤方変位から後退速度を求める問題は、完全に物理の問題です。最近の教科書を見ていないので何が書かれているのかはわかっていませんが、式があったとして、それが闇雲に並んでくるのは詰め込みだけのような気がします。
 現象を並べたようなものは好きではありません。エルニーニョ現象とか、エクマン流とか古代の超大陸とかたくさんでました。苦手な分野です。個人的な嗜好をいっているときではありませんが。

 その他は、いつも通りかな。それほど難しくはなかったようです。以下に、センターテストの時と同じように、解法のヒントのようなものを書いていきます。

第1問 多分野にまたがる問題?
問1 海洋が大気に及ぼす影響
(1) 高気圧に覆われるので、雨が降りにくい。陸地→砂漠
(2) 北海に流れ込んで北ヨーロッパの天候を左右している
(3) 風は冷たいところから暖かいところに向かって吹く
(4) 冬の日本海のひまわり画像
問2 溶融曲線より右側だと岩石が溶けている
問3 アイソスタシーの標準的な計算問題
   氷河の重さ=下に入った(高さH)のマントルの重さ
   3.0×0.93=3.3×H
問4 エディアカラ動物群は2回目の全球凍結の後
   氷河期は年数が合っているかチェック
問5 主系列星の場合、高温な星ほど放射は強くサイズは大きい

第2問
A地磁気の問題
問1 地球の子午線1度の長さは約111km
問2 地磁気発生の原因はどこにあるか

問3 至近距離の走時曲線であることに注意
   震央での到達時刻から計算する(現実的にはあり得ない)
C隕石地球の化学組成
問4 アは隕鉄の組成と同じ 多形と固溶体の違いは常識
問5 化学組成から地殻はシアル層、マントルはシマ層、核はニフェ層ともいう

第3問
A 広域変成作用
問1 高温低圧型の変成作用についての知識で答える
問2 先に書いたとおり問題があると思います
B 地質図と古生物の問題
問3 走向方向だと同じ高さにでてきます。DはBの真北にあって同じ標高です
問4 地層の逆転がないので高いところあるほど上位の地層になります
   傾斜は東向き45度なので、同じ高さで東に10mの所にある凝灰岩層は10m上
   (地層を水平に戻すので7mといった方が正しい)
   Cは20m東で10m低い所にあるので、10m上
   Aは20m西で10m高い所にあるので、10m下
   Eは走向方向で30m高い所にあるので、30m上になります
問5 4種の化石とも、示準化石としては教科書的なもの、見分けられるかもポイント
   他によく出題されるものとしては、アンモナイト、ゾウ(臼歯か復元図)など
問6 大陸の合体・分離については時代とともに覚えているしかないかな
   ロディニアは陰生累代、パンゲアは古生代末、インド大陸の衝突は新生代
   このあたりは覚えていないと解けない

第4問
A 天候に関する問題
問1 やませは夏に東北地方にふく冷たい北東の風。しばしば冷害をもたらす
   梅雨明けは前線の北上による。前線はジェット気流に沿ってできる
問2 温帯低気圧は、上空の気圧の谷の東側にできる(低気圧から見ればどうなるか)
   低気圧に吹き込む暖かい風の例が春一番、冷たい風の例が木枯らし
問3 背の高い高気圧=北太平洋高気圧(地上図では北に寄りすぎているような)
   日本列島に張りだしてくるのはいつか。南高北低の気圧配置からもわかる
   高層天気図で高気圧がはっきり書かれている図は片方のみ
B エクマン吹送流については転向力との関係がわかっていれば何とか解ける
問4 カ 転向力が右向きだから
   キ 南半球低緯度に吹く風の種類と向きは何か。海水が風によって沖合に運ばれるために湧昇がおこる
問5 条件に従ってグラフを見比べるととける
問6 海面の高さは、海流の強さと関係している。
   海流は大規模な地球大気の運動によって支配されている=地球の自転と関係
   その速度は大陸にぶつかる西側で強くなる(西岸強化)
   で、関係ないものはどれ。
問7 エルニーニョ現象からの現象のつながりについて
   ペルー沖の海面温度上昇 → 上昇気流の発生(ペルーの降水量増大) → 気圧の低下
   → 貿易風が弱まる → ペルー沖での湧昇の減少 → 海面温度上昇
     貿易風が弱まる → 太平洋西部に集まる風が少なくなる → 上昇気流が弱くなる
   → 気圧の上昇・降水量の減少

第5問
A 銀河系と銀河に関する問題
問1 見えない(観測にかからない)からダークマター 引力の作用からわかる
問2 図1から変光周期は30日と読み取れるので図2にあてはめて絶対等級は−5.5
   見かけの等級との差は14.5−(−5.5)=20=5×4
   明るさは5等級の差で100倍だから1億の1
   距離の2乗が明るさと反比例するから、距離は絶対等級測定距離(10pc)の10000倍
問3 aについては常識 b宇宙の年齢より古い光は観測できない
問4 ドップラー効果の計算式は教えているのかな 物理の問題のような
   C×Δλ/λ
B 恒星の進化とHR図の問題
問5 イ 主系列星と限定すれば質量・スペクトル型・表面温度のどれでもよいが、
    その他の場合でも適用できるのは質量のみ
   ロ どちらが散開星団でどちらが球状星団なのかで覚えておく
問6 質量の大きな恒星の寿命が尽きているから、あるいは尽きかかっているから
   厳密には、白色矮星やブラックホール、飛び散ってなくなってしまったものもあるはず


 
posted by ヨッシン at 00:00| 雑記

2021年01月22日

星の記録 13日〜17日

 10日にだいぶ離れてきているとはいえ、まだまだ木星と土星が接近している所に水星が近づいてきているようすを報告しました。11日もまだ至近距離にあるとも書いています。このところ雲が多い日が続き、時々あらわれる晴れた日に観測することになります。
 次に晴れたのは2日おいて13日です。10日の観測で木星土星が望遠鏡の画角内にぎりぎりおさまる状態だったので、すぐに見られる様に置いていた小さい方の望遠鏡の架台も片付けました。
 急速に日が沈むのが遅くなっているような気がします。空が暗くなってから星が見え始める時刻もだいぶ遅くなっています。この日は水星は見えた(といっても双眼鏡ですが)ので、木星がいっしょに入ってこないか写してみました。300mmズームを少し短くして写したものです。だいたいこれくらいで土星もいっしょに入ってくるはずです。
水星と木星
 木星が何とかわかる程度に写っています。土星は視界を下にずらしても入ってきませんでした。夕方の土星の観測はしばらく終了です。木星もそろそろ終わりのようです。
 400mmレンズに変えて写したものです。見え始めてからほとんど時間が経っていないのにもう沈みかけています。建物の横に(「− −」で示しています)かろうじて写っています。
水星と木星

 14日は雲がかかっていて水星木星を見ることができませんでした。15日も、水星は低い雲に覆われてでてきませんでした。雲の上に月がでていました。この日はぴったり三日月になります。月のある位置からすると14日には水星の近くにいたようです。写ったどうかは微妙です。
 月は地球照が明るいので、よくわかるように写してみました。
三日月と地球照

 1日空いて17日です。何とか肉眼でも水星が見えるようになってきました。だいぶ高くなっているのもわかります。木星は写真でも写らなくなっています。
水星

 このところカノープスが見えないか毎日見ていました。去年の正月に見えるのがわかって地元で始めて撮影することができました。11時半頃に昨年カノープスが見えたあたりを双眼鏡で見るとはっきりわかりました。カメラをセットして何枚か写しました。ケーブルスイッチを探したのですがどこかわからずシャッターを手押ししています。手ぶれを防ぐために3秒のセルフタイマーを使っています。露出は10秒ですから、だいたい1分間に4枚写している勘定になります。レンズの焦点距離は400mmです。
カノープス
 アストロトレーサを使っていますので、星は点像になります。10枚ほどの写真を比較明合成しています。シャッターを押す力で時々カメラの向きが変わっています。
 ケーブルスイッチをしまっている場所を思い出したので、取り出して撮影再開です。しばらく写していたのですが見えなくなっています。雲の中に入ったようです。この間カノープスは肉眼でも見えていました。
カノープス
りゅうこつ座の他の星も2つ(4等星と6等星)写っています。
 
 
posted by ヨッシン at 00:00|

2021年01月23日

星の記録 17〜20日

 17日にカノープスを見たときに、周囲の空を見るといつもより星がたくさん見えました。オリオン座の星々もたくさん見えています。ふだんなら、オリオン星雲はかすかに写る程度ですが、はっきりと写りそうです。写してみました。400mm望遠でアストロトレーサを使って20秒露出です。これ以上露光をかけると星が流れます。
オリオン星雲
 コントラストと明るさを調整してみました。
オリオン星雲
 馬頭星雲が写るかやってみました。ちょっと無理なようです。
オリオン座 アルニタク周辺
散光星雲NGC2022はカメラのクイックビューではわかったのですが、このままではわかりません。コントラスト明度を調整してみました。かすかにでてきました。処理方法の関係でアルニタクの周辺が黒くなっています。
オリオン座 アルニタク周辺


 2日間曇り空で星は見えませんでした。20日です。水星は肉眼でもはっきりわかるようになってきました。木星は写真でも写らなくなっているようです。ズームの135mmで写しています。
水星
 沈む直前に400mm望遠で写したものです。
水星
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2021年01月24日

議会議員選挙に行ってきました

 今日は、議会議員選挙の投票日でした。コロナ感染症が拡大して、緊急事態宣言がでている中でしていいのかどうかはわかりません。前回の宣言がでているときにも、補欠選挙があったような。一応いってきた証拠に、投票済証明書と記入に使ったペグペンです。一部画像を加工しています。
選挙投票証明書
 消毒液と筆記具、順番待ち場所のマークは前回と同じです。前回より、パーティションが多くなっているようです。これだと、囲まれた中にいる人たちの換気が悪くなって、受付事務とか監視をしている人たちの間で広まりそうな気がします。大丈夫なのでしょうか。
 選挙は1週間ほど前に公示され、一斉に選挙戦が始まりました。公示日の日曜日は、一斉に選挙カーがでてうるさいくらいでした。だいたいの内容は名前の連呼です。一日過ぎて平日になるとだいぶ静かになりました。選挙カーが散らばったのか、運動員の確保の問題なのかはわかりません。
 今回初めて聞いたのが、スピーカーを通してママ友が内輪で盛り上がっているような声です。これはどうなんでしょう。「大きなマイクで失礼します」というのには、どんなマイク持ってんねんとつっこむのはやめておきます。選挙カーから聞こえてくる内容からでは、どんなことに力を入れてくれるのかはっきりとはわかりません。子育て支援をするといってもどうするのかがはっきりしません。選挙公報でも似たり寄ったりです。
 選挙の時には、近くのスーパーの前に来て演説をしていることがよくあります。今回は、平日の間にきたのが1人だけでした。選挙戦最終日の土曜日は2人でした。ほとんどか聞き取りづらくて何を言っているのかわかりませんでした。特に土曜日の朝9時前に来ていた人は早口な上に、区切りの最後が大声になるので全く聞き取れませんでした。こんなに早い時間帯に来て誰にアピールするつもりだったのかも疑問です。聞いているのは身内だけでしょう。最後の人は誰なのかもわかりませんでした。
 不思議だったのが、同じ政党に属する人が何人も連呼しているのが聞こえてきたことです。区割りをしていないのか、たまたまいくつかの境界線が集まっている所にいたからなのかのどちらなのでしょう。立候補者の数も多いので、区切りが複雑に絡んでいたのかも。
 投票先は、国政でコロナ対策がまともにやらなかった政党に所属しているひとは除外です。経済対策重視という政党には投票しないことははっきりしています。残ったなかから政策が納得しやすい人かな。
 
posted by ヨッシン at 00:00| 日記

2021年01月25日

星の記録 20日

 時々国際宇宙ステーション(ISS)が見られる様になっています。18・19日と条件はよかったのですが、あいにくと天気が不良で見ることができませんでした。20日はだいぶ条件が悪くなりますが、見えるはずなので、水星を観測した後探してみました。ちょっと暗かったのか肉眼で見ることはできませんでした。写真を写していましたので確認しましたが、はっきりとはわかりません。見えるであろおう場所をじっくりにらんでみるとそれらしいものが見えました。5枚ほどの写真を比較明合成しています。
ISS
 これだとわからないので、右端真ん中あたりを3倍に拡大し明るさコントラストを強調したものです。 
ISS
 これで何とかぎりぎりわかります。変だと思って調べてみると絞りが14になっていました。これだと空にかぶってしまうのは普通です。露出時間が長買ったのに納得です。ISO16008秒露出10秒インターバルです。
 20日のカノープスです。前回のカノープスは、アストロトレーサを使用しました。その関係でインターバル露出ができず、カメラにへばりついていました。一時に比べだいぶ寒さが緩んでいるとはいえ、まだまだ堪えます。新しい方のカメラでは、アストロトレーサを使っていてもインターバル露出がつかえるのでこちらに切り替えました。この方法で撮影したカノープスです。400mmF5.6、ISO400、10秒露出12秒インターバルで写した写真を比較明合成しています。
カノープス
 沈みかけた状態なので、昇っている側も挑戦しようと思います。問題はこの左側に大きな建物があることです。
 カノープスを撮影した直後に、火星と天王星が接近していることがわかりました。急いで写してみることにしました。火星はだいぶ山の端に近づいています。当然天王星は見えません。400mmでの写真です。20秒露出です。固定だと星が流れるのでアストロトレーサを使用しています。火星の赤と天王星の緑青色の対比が見事です。天王星の色は普通の恒星には見られません。
火星と天王星
 40秒ほどに露出を延ばしても星はぶれません。新しいカメラの精度がいいのか、古い方のカメラの設定がぶれてきているのかどうなのでしょう。古い方のカメラの精密キャリブレションは長いことしていません。
 古い方のカメラでバルブ露出にして写真を撮ろうとすると、10秒から10秒刻みの時間しか露出できないことが続いていました。一度カメラを落としたことがあってその影響で動作がおかしくなったのかと考えていたことも一時ありました。どうも、アストロトレーサを使用していると、秒数が固定されるようです。故障ではないのがわかりほっとしました。でも5秒とか短めのバルブはどうするのだろう。新しい方のカメラは、バルブとシャッター速度固定(タイマー露出といっていたな)の切り替えができます。使い始めたときは、このことを知らずにバルブが壊れたと思ってしまいました。

posted by ヨッシン at 00:00|

2021年01月26日

星の記録 21〜25日

 21日は昼間から夕方にかけてよく晴れていました。このようすだと、火星と天王星の接近は見られそうでした。近くに月がやってきています。これと水星とあわせれば、大きい方の望遠鏡をセットしてよさそうです。早くから準備を始めます。
 日が沈む前に太陽の写真を撮ってみました。小さいですが、黒点がでています。高度が低くなってきているので、大気差の影響でだいぶ偏平に写っています。
太陽

 水星が見えてきたので、望遠鏡から写してみました。合計2.8倍のテレコンをつけています。元ずんにきりだし、スタック処理をした後、RGBの位置調整をしています。ほとんど縦に伸びた虹のように見えていたものが、半月型より少し膨らんだ形になっているのが浮かび上がってきました。
水星
 望遠レンズからの写真を写すのを忘れていました。
 水星が沈んでから、昨日に続きISSが見えるというので、写そうとしました。昨日の失敗は繰り返さないように気をつけます。ところがうつった写真を見るとピンぼけです。はっきりわかるようには写ってくれませんでした。該当する場所をそれらしい時間に通過する物体は写っていました。見える場所を示した図面と比べてみると場所が違うような気がしました。見た感じでは飛行機のようでした。残していてもしかたがないと思い、全て消去しました。
 もう一度ISSの位置を確認してみるといて見ていた図は別の日のものでした。20日のものを見直してみると通過する物体があった場所とよく似ています。
 すぐに、ファイル復活ソフトを使って、復元を試みました。ふだん使っているものはファイルを見つけませんでした。別のソフトを試してみると、フリーでつかえる枚数を超えているということで復元してくれませんでした。他のものとかいろいろ試してみましたが、肝心のISSが写っっているはずの時間帯のものだけが復元できませんでした。2つ目のソフトでこの時間帯のものだけ復元しようとして復元されていません。再度1つ目のソフトで確認すると、古いタイムスタンプのファイルで上書きされているとでてきます。2つ目のソフトが有料版を購入させるために細工をした可能性がじゅうぶんに考えられます。ソフト名は「EaseUS Data Recovery Wizard」です。使う場合は制限オーバーにならないよう気をつけてください。
 ISSを写した後、月と火星が見えていたので写していました。焦点距離は135mmです。月の明かりが強く、天王星は光芒の中にかすかに見えています。場所を「− −」で示しています。
月火星天王星
 まだこの時間帯では、大きな方の望遠鏡の射程には入ってきません。1時間ほどようすを見ようとして、ISSのデータを見ていたら先に書いたトラブルに巻き込まれて、月などを見るのが遅れてしまいました。一段落して見たときには雲が広がってきていました。切れ目に入ったときに、とりあえず、月面から写してみました。
月
 雲のためかぼんやりとしています。火星も入れてみたのですが、写真に写す前に雲が厚くなりその後は見えなくなりました。天王星も見えないでしょう。望遠鏡を片付けて退散です。
 21日以後は雨が続くなど天気がよくなく、星はよく見えませんでした。25日にかろうじて見えた月です。だいぶ丸くなってきています。
月


 次回、ISSが条件よく見えるのは2月5日ごろです。今度こそ成功させたいものです。
 
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2021年01月27日

紅葉の東海三山 08 2019/11/27 揖斐川町華厳寺参道

 境内散策に時間をいっぱい使いました。このあたりでバスに戻ることにします。途中道脇で売られていた柿がおいしそうだったので買いました。かじりながら戻りました。まだ固くてかぶりつくのは大変でした。次郎柿といっていたような。
 次にいくのは谷汲山華厳寺です。そこにつくまでのあいだ写真は全く写していませんでした。それほどバスは走ってはいません。すぐに、華厳寺に着いたようです。立派な門があります。この様式は三棟門でしょう。切妻屋根に段差があるのはあまりお寺では見ない形です。中華門とはすこし違うようです。
揖斐川町華厳寺 三棟門

 ここも駐車場からお寺までだいぶ歩いて行くようです。添乗員さんの行く後についていきます。街路のもみじはきれいに紅葉しています。でも。写そうとすると人がいっぱい入りこんできます。
揖斐川町華厳寺 参道紅葉

 ここもきれいですね。
揖斐川町華厳寺 参道紅葉

 徳積門前と書かれた場所にある神社の鳥居と紅葉です。八王子神社というものかな。拝殿が舞台のようになっています。ここの木々もきれいに色づいています。
揖斐川町華厳寺八王子神社

 境内から参道側を見たところです。この神社には誰もやってきていません。参道の人混みが嘘のようです。
揖斐川町華厳寺八王子神社から参道

 参道に戻って歩いて行きます。神社に寄った分だけ他の人達と離れました。参道の人混みは少なくなったようです。道脇にあった柿の木です。実がたくさんついています。熟して赤くなったものもあります。
揖斐川町華厳寺参道 柿の木

 ようやく正面に山門が見えてきました。
揖斐川町華厳寺山門

続く...............

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2021年01月28日

紅葉の東海三山 09 2019/11/27 揖斐川町華厳寺 本堂まで

 華厳寺の山門は、屋根が2層ある二重門という形式です。これだけ大きな門になると、控え柱が8本あります。この形式の門は八脚門になりますが、八脚門といった場合は平屋建て構造の時のみをさすようです。
 控え柱8本の内の両脇の4本で囲まれた場所を区切ってその中に金剛力士像が安置されていることがあります。いわゆる仁王さんです。仁王さんのいる門は仁王門とも呼ばれます。華厳寺の山門は仁王門でもあります。門の格子のすき間にカメラを差し込んで仁王さんを写してみました。これは外側から見て右側にある阿形です。
揖斐川町華厳寺 金剛力士像

 仁王門をくぐってからもまだだいぶあるようです。門を入ってすぐ右側には地蔵堂があります。四角い池の中にあるお堂です。
揖斐川町華厳寺 地蔵堂

 一条院前のもみじです。赤2本ときいろ1本の2色の混ざり方が見事です。
揖斐川町華厳寺 一条院前のもみじ

 参道には石灯籠が並んでいます。百八燈と書かれています。後方のもみじと、石塁のコケの色とのバランスもきれいです。
揖斐川町華厳寺 参道のもみじ

 地蔵菩薩かな。後のもみじはまだ色づいていないようです。
揖斐川町華厳寺 地蔵菩薩ともみじ

 進行前の方に見えるもみじです。奥の建物は英霊堂かな。
揖斐川町華厳寺 英霊堂ともみじ

 参道の先です。百度石の標柱とその向こうに焼香場(香堂)が道の真ん中にあります。どちらも参道の真ん中にあることが多いようです。それにしても2つ並んでいるとは。右側の建物は手水屋です。(建物の用語は入口にあった看板に従っています)
揖斐川町華厳寺 香堂

続く...............

posted by ヨッシン at 23:53| 旅行記

2021年01月29日

紅葉の東海三山 10 2019/11/27 揖斐川町華厳寺 本堂

 焼香場の先は石段になっています。その手前も緩やかな坂になっていました。このあたりから、だいぶ登っていくようです。石段をあがった先に本堂が見えてきました。まだもう一段石段を登っていかないとたどり着けないようです。どういうわけか本堂の全体の写真はこれだけしか写していませんでした。鯉の彫り物があってなでると精進落としになるそうですが、そういうことに気がついていませんでした。
揖斐川町華厳寺 本堂

 まだ石段を一つ登っただけです。一息ついています。ここから振り返ってみました。焼香場に続く参道がもみじの下に見下ろすように見えています。
揖斐川町華厳寺 本堂前から参道

 観音様が並んでいるところがあります。右は後の幟を見ると勢至菩薩様みたいなので、菩薩様といった方がいいのかな。
揖斐川町華厳寺 本堂前観音様

 ここからもう一段登った先に、鐘堂が見えています。鐘は2階に置かれています。
揖斐川町華厳寺 鐘堂

 一段上がって本堂に行きます。本堂の左側には、回廊が続いています。この先には客殿庫裏があります。
揖斐川町華厳寺 回廊

 本堂前石段の下から額を見上げたところです。
揖斐川町華厳寺 本堂額

 本堂から右側にまわります。本堂の外廊下に沿って、小さなお堂が並んでいます。手前側のお堂の前には大黒様がいます。小さなお堂というより離れのようにみえます
揖斐川町華厳寺 本堂右側

続く...............

posted by ヨッシン at 00:00| 旅行記

2021年01月30日

紅葉の東海三山 11 2019/11/27 揖斐川町華厳寺 本堂裏側

 華厳寺にはお堂がたくさんあります。山門前にあった案内板と比べていますが、書かれているものとお堂の数が合わず、どれがどれなのか決めるのに苦労します。といっても、境内をまわっているときには、その図は見ていません。帰ってきてから写真を見比べて決定しています。建物の配置がどうなっていたのかはっきりしないこともあって、かなり大変です。この時間帯はGPSが電池切れで動作していませんでした。
 境内巡りを続けます。本堂の右横にまわってみると、石段があって更にその上にお堂が見えます。阿弥陀堂のようですが、案内板ではこの隣の建物ということになっています。壁面が赤く塗られています。ベンガラでしょうか。丹でしょうか。
揖斐川町華厳寺 阿弥陀堂

 石段を上がった所から見下ろしてみたところです。右側の建物が本堂になります。
揖斐川町華厳寺 裏側から本堂

 阿弥陀堂(としておきます)からまわった経路が思い出せないので。どうなっているのかよくわからない写真です。
 本堂は瓦葺きなので、本堂ではないのはわかります。その向こう側にあった三十三所堂は銅板葺きですが妻面がこちらを向いています。向こう側にある建物のような感じです。
 阿弥陀堂の屋根の形ははっきり記録に残っていません。軒瓦が見えていないところを見ると、銅板葺きのような感じです。妻入りか平入りかもわかっていません。
 向こうに見える建物の懸魚や鬼瓦の形は鐘堂のものに似ています。1階部分ははっきり写っていませんが、スカートのような壁面があるように見えます。とすると、奧は鐘堂で手前は、阿弥陀堂と考えるのが一番妥当なようです。
揖斐川町華厳寺 裏側から阿弥陀堂

 更に進んで行くと宝塔が見えました、右側の建物は瓦葺きなので、本堂でしょう。左側の建物は一段高いところにあるので、やっぱり阿弥陀堂だったことになります。
揖斐川町華厳寺 十三重の塔

 阿弥陀堂をぐるっと回っていったことになります。
 進行前方には、別のお堂があります。山門脇の案内板ではこちらが阿弥陀堂ということになります。別の図では奥の院と書かれているものがありますが、奥の院はずっと山奥にあります。前の石灯籠には揚輝と書かれています。
揖斐川町華厳寺 揚輝堂?

 その隣にあるのが満願堂です。前に狸がたくさんいます。そのいわれについては記載がありません。多いですね。大きさも色々あります。
揖斐川町華厳寺 満願堂

 石灯籠に満願と書かれています。それからすると先ほどのお堂は揚輝堂ということになるのでしょうか。
 満願堂前のもみじです。ここのものもきれいです。
揖斐川町華厳寺 満願堂前のモミジ

続く...............


posted by ヨッシン at 23:55| 旅行記