2号車の添乗員さんとツアーメンバーが先を歩いていました。ベンガラ工場に行くようです。一緒にいきたいところですが、見たいところは他もあります。急ぎ足で先にいかせてもらいました。
吹屋ベンガラ工場に到着です。正式にはベンガラ館といいます。入り口でチケットを買おうとしたのですが誰もいません。帰りに支払うということで、中に入ったら、奧の方からやっと出てきました。周遊券を買って中に入りました。

入口建物の裏側に磁硫鉄鉱の大きなかたまりが置かれていました。

建物はいくつかあります。順番に見ていきます。最初は釜場室です。

中に釜というより大きな炉のようなものがあって、上に鍋のようなものがたくさんあります。ここで、磁硫鉄鉱を焼いたのでしょう。緑礬(ローハ)というものが原料と書かれていますが、緑礬というものがよくわかりません。

2つ目の建物が水洗碾き臼室です。大きな歯車があります。水車の回転をこの歯車で碾き臼伝えて、焼いた緑礬を粉にしたのでしょう。

大きな水槽もあります。これで不純物を取り除いたと書かれています。

3番目の建物が脱酸水槽室です。ベンガラはこの状態では強い酸性になっています。中に含まれている硫酸分を取り除くことでやっと製品になるようです。

脱酸水槽室の内部です。ここにも大きな水槽が並んでいます。100回近くも水洗いしたようです。かなり手間がかかるようです。そのため他のところではあまり作らなかったような気がしてきました。

ベンガラ館の建物群です。右側の建物から時計回りに見てきました。

一通り見終わって外に出ようとしたときに、途中で追い越したグループがやってきました。これから見学のようです。添乗員さんはそのまま戻るようです。
出たところに水のたまっていない池のよう丸い窪地がありました。何に使ったのでしょうか。汚水処理場のようにも見えます。

続く...