2020年12月22日

木星と土星の超接近 その2

 今日は木星が土星を追い抜いて土星の左側に抜けているはずです。距離的には昨日よりも近い位置にいるはずです。大きい方の望遠鏡もだして写真撮影をしました。壊れた、ファインダー取り付け枠は、添え木代わりにしている鉄板を接着剤で固定した後、ステンレスワイヤーで縛り付けてみました。これで壊れなくなるのでしょうか、ゆるゆるなのが気になります。
 望遠鏡をセットして、普通に直焦点で写した木星と土星です。
木星と土星。
 動画を撮影し、そこから処理をしたものです。
木星と土星
 このサイズだとあまり変わりはないようです。
 2倍のテレコンをつけてみました。
木星と土星
 こちらは動画から処理をしたものです。直接写した方がきれいに見えます。
木星と土星

 カリスト・タイタンをいっしょに入れるのが無理なようなので、テレコンを1.4倍に替えてみました。
木星と土星
 イオは木星の前を、エウロパは後(影の中?)を通過中なので写っていません。ガリレオ衛星は2つだけです。
 小さい方の望遠鏡にテレコンを二つともつけて写したものです。
木星と土星

 昨日、太陽の塔とのコラボをうつしました。小さい方の望遠鏡の直焦点でも写るのでは、ということで準備しました。かなり低くなるまで、木星土星は見えていたのですが、あと一息というところで見えなくなりました。低空の濃いもやの中に入ったようです。
 肉眼で直接見た感じです。ふだん使っているめがねでは見えませんでした。車運転用のめがねでは何となく至近距離に点・点と並んでいるように見えます。微妙ですが。望遠鏡から接眼レンズを通して見るのを忘れていたことに、望遠鏡を片付けてから気がつきました。カメラのファインダーから見えているからいいっか。でも、衛星は見えません。写真では木星の縞模様とガリレオ衛星が同時に写りませんが、眼視では同時にしっかり見えます。この違いは何なのでしょう。レンジの違いなのでしょうか。S/N比と呼ばれているものです。
 沈むまでの間に少し時間がありました。これを利用して、月も写しておきました。今日は上弦です。月面×は少し行き過ぎていました。LOVEが見えるというのですが、Lらしきものは二つ、Oはいっぱい、Vも一つ見えています。Eがわかりません。
月

 今日の6時過ぎにスターリンク衛星が大挙して通過するという情報が入りました。まだ木星土星の観察と写真撮影に夢中になっている時間帯です。とりあえず。空いているカメラを北の空に向けて4秒露出6秒のインターバルで撮影しておきました。終わって確認するとかなりのピンぼけでした。これでは写っていないでしょう。飛行機の通過もかろうじてわかるものがまじっています。
 明日も20分ほど早めの時間帯に同じように通過するようです。やり直してみることにします。人工衛星の通過方向からするとどこからどちらの向けて写すかが問題になります。木星土星の観測場所とかぶってしまいます。
posted by ヨッシン at 00:00|