18日は、夕刻から雲が広がり始めました。日没前にはきれいな幻日ができていました。


その後完全に雲が広がってきたので、木星土星の接近のようすは見られないとあきらめていました。6時半頃にもう一度空を見るとL雲がなくなっていて両惑星が見えていました。
大きい方の望遠鏡にはレデュ−サをつけていましたが、それでもセットし終わることにはほとんど沈んでいるでしょう。小さい方の望遠鏡で見ることにしました。2000mmでの写真です。

19日です。
18日のようすを見ると、大きい方の望遠鏡のレデュ−サは必要なさそうです。取り外しに時間がかかりますから、外しておくことにしました。望遠鏡をセットして60倍で見ると二つの惑星がきれいに並んでいるようすが見えました。一度に見えるのは感動ものです。直焦点での写真です。土星の輪や木星の縞模様もよくわかります。

20日(今日)のようすです。
小さい方の望遠鏡(2000mm)です。カリストは木星よりも土星に近い位置にあります。えいせいの公転軌道は重なっているのではないでしょうか。

大きい方の望遠鏡(3950mm)です。ガリレオ衛星とテイタンが写っています。5つ目の木星の衛星のように見えるのは恒星です。


1.4倍リアコンバータをつけても一緒にはいるのではということでやってみました。

衛星が写るようにすると輪や縞模様がわかり難くなるし、環や縞模様がわかるようにすると衛星が写らなくなります。トーンカーブ調整で何とかならないかやってみたのですが今日の所はうまくいきませんでした。多重に露光したものを順番に被せていくしかないのでしょうか。宿題ができました。
400mm望遠で写した木星と土星です。

最後に、月の写真を写して終了です。1時間ほど待てば火星も照準に入ってきますが、ちょっとでただけで体が冷え切ってしまいます。この短時間だけでも限界です。望遠鏡は鏡筒だけをしまっていますが、それでも片付けるにも時間がかかります。