2020年12月14日

土星と木星の大接近

 木星が土星にどんどん近づいています。今日までのようすを報告します。
 先月末ごろからは400mm(APS)でも視野の中に同時に入きたので、見えていれば300mmと400mmで写しています。
 11日の300mmでのようすです。だいぶくっついてきています。
木星と土星
 400mmでもだいぶ中心部に集まってきています。
木星と土星
 このようすだと、望遠鏡に1000mmのクローズアップレンズを組み合わせたものでも入ってきそうということで、つけてみました。それでもだいぶ接近して写るということで、直焦点(700mm)にしてみました。それでもいっしょに入ってきました。結局クローズアップレンズは出番なしでした。
木星と土星
 これくらいの望遠になると原板では土星の輪などもわかります。土星木星とも原寸の画像をいっしょに貼りつけています。
 普通に20mmの接眼レンズをつけて見たところでは、視野からははみ出していました。

 12日は天気が悪く観測できませんでした。
 13日です。雲が多めだったので望遠鏡の方から操作しています。直焦点です。
木星と土星
 視野の半分くらいの範囲に入ってきています。いきなり2倍のバローレンズを挟んでみました。これでも何とか同時に写すことができました。対角線ぎりぎりです。カメラが逆さまになっています。焦点距離は1400mmになります。
木星と土星
 20mmの接眼レンズ(35倍)で見たところ視野の中に収まっています。隅っこの方なので同時に見るのは少し大変です。
 300mmでのようすです。ほとんどくっついてきています。
木星と土星
 400mmです。
木星と土星


 今日(14日)の土星と木星です。300mmでのようすです。
木星と土星
 ほとんどくっついています。これ以上近づくと望遠レンズらしくなくなってきます。そろそろ望遠レンズでの撮影はおしまいかな。こちらは、400mmです。
木星と土星
 夕方、日没後沈むまでの時間が短くなってきています。まだ明るい内に写し始めないと、低くなるまでには終わりません。こちらは1400mmです。
木星と土星
これくらいだと土星の形が楕円形になっているのがわかります。輪がわかるように写そうとすると、どうしても暗くなってしまいこの画面サイズではうつっているのがわかりません。
 日没後、木星土星が沈むまでの時間が短くなっています。空の高いところにある内にと思うとどうしても、空が明るい間での写真になります。

 写真で写していると、この頃急速に近づいているように見えます。望遠鏡を切り替えないといけなくなる期間が短く慌ただしくなっています。一日あたりの接近する量は同じでも、拡大すればその量も拡大されるからでしょう。あと、1週間ほどで超接近です。


 
posted by ヨッシン at 00:00|