2020年12月16日

備中山城 19 2019/11/4 高梁市吹屋 町並保存地区へ

 備中松山城の次に向かうところは吹屋です。江戸時代中期に始まったベンガラ造りで栄えた町です。古い町並みが残されています。ベンガラを作っていた場所とか鉱山とかが見られるようです。どれくらい時間がもらえるかわからないのですが、できれば鉱山まではいきたいと思っています。
 高梁市街から高梁川を少し遡ったところから西側の山の中に入っていきます。この付近の山はところどころで紅葉が始まっています。
高梁市 山の紅葉

 だいぶ吹屋に近づいてきました。道脇の壁がベンガラ色に染まっている民家が増えてきました。まもなく到着するでしょう。
高梁市 ベンガラ色の家屋

 町並み保存地区の入口前を通過します。右側奧に続く道沿いが保存地区です。バスはここにある駐車場には入らず、ぐると迂回していくようです。
高梁市 町並み保存地区入口

 バスの窓から町並みが見えるかと思ったのですが、あまりよく見えません。天開道大神宮の裏側から一瞬見えた町並みです。
高梁市 バスから町並み保存地区

 千枚駐車場に到着です。ここから保存地区まで歩いて行きます。中心部まで添乗員さんが先導してくれるようです。見落としていましたが、駐車場の横に見える塀はベンガラで豪商となった旧片山家の住宅の塀です。
高梁市吹屋 駐車場から町並み保存地区

 保存地区の通りに入って見えてきた町並みです。ここからだとベンガラ色というのはあまり目立っていません。
高梁市吹屋 町並み保存地区通り

 歩いてきた反対側です。奧の方にに見える左側からの道からやってきました。
高梁市吹屋 町並み保存地区通り

 ベンガラ色の建物です。木の枠とか壁板といったところが赤っぽい色をしています。
高梁市吹屋 町並み保存地区建物

 この建物の前にある石柱には庄屋仲田と書かれていました。格子窓にかかっている説明板では。叶屋仲田家と書かれています。江戸時代に二代にわたって庄屋を務めたそうです。江戸末期の建築だそうです。
高梁市吹屋 町並み保存地区叶屋仲田家

続く.....

posted by ヨッシン at 00:00| 旅行記

2020年12月17日

木星・土星に月の接近

 木星と土星が接近していますが、今日はその近くを月が通りました。そのようすを報告します。
 昨日は急激に冷え込んだ上に風が強く、だいぶ寒さにめげていました。今日は、昨日よりはちょっとましかなというぐらいの気温ですが、風がない分だいぶましに感じます。
 日没は夕方5時少し前で、その直後から月が見えていました。まだ雲が多く、双眼鏡では木星や土星は見えませんでした。15分ほどしてから見直すと、木星も見えるようになっていました。カメラには400mmの望遠レンズがつけられていたので、そのまま写してみました。何とか入るのですが、どれかが欠けます。
月と木星

 300mmのレンズに替えてみました。全体が入ってきます。まだ空が明るいので、土星がまだはっきりとは写っていません。今日は旧暦の3日なので、月は正真正銘の三日月です。
月と木星土星

 くらくなるまでの間に、木星と土星の写真を撮るために望遠鏡をセットしました。設置が終わって写した土星と木星です。木星土星から上下に真っ直ぐ伸びるハロがでています。光柱であると思われます。太陽のものはよく見かけます。月とか金星にできたものも見たことがあります。木星土星では初めてです。木星柱、土星柱といっていいのでしょうか。
木星土星(光柱あり)

 周囲にだいぶ余裕ができています。もう少し拡大できるのでは、ということで1.4倍のテレコンバータ(バローレンズと言っていましたがこちらの方が正しい呼び方のようです)を追加することにしました。間に入れる前に、20mmの接眼レンズ(35倍)で観察しました。中心によってきた分だけだいぶ見やすくなっています。木星の縞模様とか土星の輪とかはもう少し倍率あげないといけないようです。
 テレコンバータを追加して写した木星と土星です。土星の楕円形がはっきりしてきました。光柱も写っています。
木星土星(光柱あり)

 だいぶ暗くなってきたので、望遠レンズの方に戻りました。月と木星土星です。地球照も写るように露出を延ばしています。
月、木星、土星
 月の光柱(月柱)は伸びよりも幅の方が広いのではっきりしませんが、右側から上の方にのびる筋と、何となく下に広くハロがでているのがそれに当たるのでしょう。
 400mmにして木星と土星の接近のようすを写してみました。土星の上に細長く伸びる筋が写っています。人工衛星かなとも思ったのですが、木星の光をレンズが反射して作ったハロのようです。アストロトレーサを使っています。
月、木星、土星
 筋がはっきり見えるようにコントラストを最大にしています。
 このようすだと、あと明日か明後日には大きい方の望遠鏡でも同時に写ってくるようになりそうです。
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2020年12月18日

昨日までの天体観測など

 ここ数日の間に見た天体などとその時のようすなどを書きます。まずは13日のふたご座流星群のようすからです。
 この日の晩から翌朝にかけてふたご座流星群が極大になると予想されていました。月は満月に近く条件は最良です。撮影計画です。夏はポータブル赤道儀でカメラを動かしながら撮影しました。夏に使ったのと同じカメラ2台を横に並ぶようにおいて写すことにします。これで北西方向と南西方向の空をカバーします。ポータブル赤道儀には2台のカメラを載せることができます。動かしてもいいのですが、最初と最後の方に建物とか地面とかが入ってきます。今回はきかいはどうささせずに。そのまま静止撮影にします。
 もう一台カメラがあります。春に3脚を買っています。これも固定可能なので東の空を向けることにします。レンズは18−55mmのズームが2本と、18−135mmのズームが1本あります。共通している18mmにして写すのがいいでしょう。カメラのタイマーを同期させることにします。時刻セットでは、1分程度のずれが生じます。GPSで時刻合わせもできます。これを利用することにします。GPSをつけて10分ほど外にだしておいて時刻合わせが完了(オートパワオフは解除します)です。あと電池類の確認をして準備終了です。
 実際に見る方ですが、この日から急に冷え込んできました。外でじっとしていることはめげてきました。時々のぞいてみることですませることにしました。こんなことでは流星が見られるのは期待できないでしょう。案の定見ることはできませんでした。
 最初に東の空に向けたカメラでテストをしてみます。できるだけ暗い星まで写るようにしたいのでISOをあげて写してみます。20秒露出では空がかぶってしまうので、13秒露出ISO800が限界のようです。それで写した空です。真ん中付近にアルデバラン、その少し上にすばるが写っています。
東天の星
 30枚ほど写してから、もう少し遅い実感から始めることにします。
 本格的撮影は8時に開始しました。北西方向のカメラの最初画像です。
北西天の星
 写っている中心の方位は105度、高度は40度です。
 南西方向のカメラの最初の画像です。
南西天の星
写っている中心の方位は51度、高度は37度です。撮影が終わってから気がついたことです。ズームの操作を反対にしていたので、広角にしていたつもりが望遠になっていました。焦点距離は135mmです。
 12時頃確認したところ、カメラは止まっていました。電池切れのようです。予備の電池はありますが、外にでるのに勇気がいるくらい寒くなり、風も強くなりはじめたこともあり、ここでやめることにしました。その後は強風になっていたので三脚ごと倒れていたかも知れません。
 北西方向のカメラは1000枚ほど、その他のカメラは500枚ほどの合計2000枚ほどあります4枚で1分ですから、500枚だと120分2時間ほどしか写していなかったことになります。時間の違いは電池のちがいのようです。短い方は、カメラ専用のリチウムイオン電池で、長い方はエネループでした。容量それほど変わらないはずなのですが。
 画像の確認です。そのままだと見つけにくいので、コントラストを一括処理して見ることにします。大きい画像のままだと表示させるのに時間がかかります。すっと切り替わった方が、前後で違いのある写真はわかりやすくなります。パソコン画面一杯程度の大きさに縮小します。それと昼間だと、モニタ表面の反射が強く見づらいので夜薄暗い状態で見ることにします。
 まずは処理した画像です。東の空です。下の方の明るいところと上の方のくらいところの差が大きくなっています。
東天の星

 北西方向のそらです。
北西天の星
 こちらが南西方向になります。
南西天の星


 記事が思ったより長くなってきました。続きは明日とさせていただきます。

 
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2020年12月19日

最近の天体観測など

13日のふたご座流星群の写真観測結果です。
 西側のカメラは、望遠になっていたことによりあまり期待はしていませんでした。結果はどうだったのでしょうか。
 南西を向けていたカメラの結果です。2回人工衛星が通過するのが写っていました。そのうちの1つです。コントラストを強調した3枚の写真を比較明合成しています。左寄りの所を上下方向の線として写っています。
人工衛星
 ゴミが多いですね、掃除をしていませんでした。
 コントラスト強調した画像でかすかにわかる流星も一つだけですが写っていました。このサイズにするとわかりにくくなるので、更にコントラストをあげています。左隅真ん中少し上の高さぐらいの所に写っています。
流星
 ふたご座は後ろの方向にあるので、ふたご座流星群なら上から下に流れるはずです。斜めなので散在流星でしょう。
 北西側を写した写真には飛行機が1回通過したことをのぞいては、恒星と雲以外のものは写っていませんでした。
 東側のカメラです。飛行機が10機ほど通過しています。通過のようすを見ると、隅の方のくらくなったところで飛行機の軌跡が見えなくなっています。これでは、隅の方で流星が写っていても見つけられないことになります。画像処理の方法を変えることにしました。
 同じ写真をぼかして反転させたものを重ね合わせてからコントラストを強調することにします。1枚1枚処理をすると手間です。パソコンに付属でついていた画像処理ソフトに、させたい作業の手順を順番にやっていくことでスクリプトとして記憶させて、それを多数の画像で一括で処理する機能がついています。あまり使ったことはないので、処理方法から調べ直さないといけません。何とか始めたところ、エラーがでて止まります。対応方法がわかるまで1日かかりました。
 何とか動くようになったものの、1枚の処理に7秒ほどかかります。インターバル撮影の間隔の半分です。この処理が終わるまで1時間ほどかかりました。この間他の作業をしようとしたのですが、自動処理の間に、コピー&ペーストを使っています。他の作業でコピーを使うとクリップボードのデータが置き換えられて、画像処理でエラーがでてしまいます。手作業はクリップボードを使わないようにしての作業になりました。かなり取り扱いに苦労しました。
 新しい処理の結果、飛行機の航跡は何とか隅まで伸びるように写っています。そのうちの一つです。隅までわかるように、8枚の画像を比較明合成しています。
飛行機航跡
 右下にふたご座、その上にぎょしゃ座が写っています。
 こちらの画像も、暗い時に確認したのですが、それ以外の変わったものは確認することができませんでした。
 ふたご座流星群写真観測の結果は2000枚のうちかすかに写っているのが1枚だけという結果になりました。いつもそんなに入ってくれません。流星を写すのに何かこつがあるのでしょうか。電池の消耗を防ぐ工夫も必要です。

15日 朔月は写るか
 15日は新月で旧暦では1日(朔)になります。前から気になっていたことがあります。月はどれくらい細いものが見えるのかと言うことです。2日月は見たことがありますが、1日の月は見られるのでしょうか。見えなくても写真には写るかも知れません。やってみることにしました。
 この日にやろうとしたのは、新月になる時刻が1時17分とだいぶ早い時間ということに関係しています。日没の頃の月齢が0.7とかなり大きめなで見やすいのではと考えたことにあります。
 日没の頃にはよく晴れて、太陽の光も強かったので、月が見えるための条件としてはよかったのですが、低空に雲があり、月が見えなくなるのが高めの位置だというのが難点でした。太陽が見えなくなった直後に確認をしたのですが、肉眼(双眼鏡)、写真とも確認はできませんでした。写真はコントラストを強調して確認しています。
 雲の高さが上がってこないとしてもう20分ほどは見えていたかも知れません。その間にだいぶ空が暗くなっているはずなので、それで見えるようになっていたかも知れません。また再度挑戦します。夏だと今と比べると日没が2時間ほど遅いので、その分月が太くなる時間を稼げます。
 写真を写していて気がついたのですが、雲に虹のような色がついていました。彩雲です。大きなものがなかったのが残念です。
彩雲


16日 二日月
 朔月観察に失敗しています。念のために二日月も見ておくことにしました。日没直後でもよく見えるようになっています。月齢が大きな分見やすくなっているようです。400mm望遠レンズでの写真です。
二日月

 木星と土星を望遠鏡で写したついでに月も写してみました。焦点距離は700mm×2です。画角いっぱいになっています。
二日月

 暗くなってから、地球照のようすも写してみました。400mm10秒アストロトレーサを使っています。
二日月の地球照


 
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2020年12月20日

今日までの木星と土星の接近 など

18日からの天体観測のようすです。
 18日は、夕刻から雲が広がり始めました。日没前にはきれいな幻日ができていました。
幻日
 何となく上端接弧も見えています。
上端接弧
 前日に見えていた光柱が太陽にもできるのではと期待しましたが、その後雲が広がってきたため日没は見えませんでした。
 その後完全に雲が広がってきたので、木星土星の接近のようすは見られないとあきらめていました。6時半頃にもう一度空を見るとL雲がなくなっていて両惑星が見えていました。
 大きい方の望遠鏡にはレデュ−サをつけていましたが、それでもセットし終わることにはほとんど沈んでいるでしょう。小さい方の望遠鏡で見ることにしました。2000mmでの写真です。
木星.土星の接近


19日です。
 18日のようすを見ると、大きい方の望遠鏡のレデュ−サは必要なさそうです。取り外しに時間がかかりますから、外しておくことにしました。望遠鏡をセットして60倍で見ると二つの惑星がきれいに並んでいるようすが見えました。一度に見えるのは感動ものです。直焦点での写真です。土星の輪や木星の縞模様もよくわかります。
木星.土星の接近
 月とか写しましたが、アップするのは省略します。

20日(今日)のようすです。
 小さい方の望遠鏡(2000mm)です。カリストは木星よりも土星に近い位置にあります。えいせいの公転軌道は重なっているのではないでしょうか。
木星.土星の接近

 大きい方の望遠鏡(3950mm)です。ガリレオ衛星とテイタンが写っています。5つ目の木星の衛星のように見えるのは恒星です。
木星.土星の接近
 土星の輪や木星の縞模様がわかるように露出を落としてみました。
木星.土星の接近

 1.4倍リアコンバータをつけても一緒にはいるのではということでやってみました。
木星.土星の接近

 衛星が写るようにすると輪や縞模様がわかり難くなるし、環や縞模様がわかるようにすると衛星が写らなくなります。トーンカーブ調整で何とかならないかやってみたのですが今日の所はうまくいきませんでした。多重に露光したものを順番に被せていくしかないのでしょうか。宿題ができました。
 400mm望遠で写した木星と土星です。
木星.土星の接近
 そのまま見ると、室内用のめがねをかけた状態ではくっついて見えました。遠くを見るめがねに替えてみると二つきれいに別れて見えます。どこにあるかわかった状態で先ほどのめがねに替えてみると2つに別れて見えました。明日はこの1/3位まで近づきそうです。きちんと別れて見えるのでしょうか。
 最後に、月の写真を写して終了です。1時間ほど待てば火星も照準に入ってきますが、ちょっとでただけで体が冷え切ってしまいます。この短時間だけでも限界です。望遠鏡は鏡筒だけをしまっていますが、それでも片付けるにも時間がかかります。


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2020年12月21日

木星と土星の超接近

 今、木星が土星を追い抜こうとしているところです。追い抜くのが明日の午前3時頃になります。それからすると今晩の日没直後が一番近づいて見える事になります。
 今日の観測結果です。まず大きな方の望遠鏡からです。使おうとすると、くっつけていたファインダー取り付け枠がまた外れてしまいました。今日の所は間に薄い板状のものを挟んで応急的に使うことにします。ちょっと遅めのスタートになります。明日はこの外れたところをまたくっつけないといけません。強力につける方法はないのでしょうか。
 普通に直焦点での木星と土星です。この焦点距離でもだいぶくっついて見えます。
木星と土星の接近
 2倍のテレコンバータを入れて写したものです。
木星と土星の接近
 動画に撮りそれから処理をしたものです。環と縞模様が見えるように処理しています。手書きの絵みたいに見えます。
木星と土星の接近

 このサイズだと、ガリレオ衛星が入り切りませんから、テレコンバータを1.4倍のものに交換しました。ガリレオ衛星は左から、カリスト、ガニメデ、イオ、エウロパの順です。間に6等星が割り込んでいます。タイタンとともにもう一段露出を延ばさないと判別できません。
木星と土星の接近

 小さい方の望遠鏡です。テレコンを二つともつけています。
木星と土星の接近

 この時間で木星土星ともだいぶ低くなってきています。400mmでも写しました。惑星の見える位置がだいぶ太陽の塔に近づいています。もう少し近づくのを待って写すことにします。その間に、望遠鏡の方は片付けておきます。片付けが終わった直後の木星と土星です。レンズの焦点距離は400mmです。
木星と土星の接近 と 太陽の塔
 星が流れない範囲で露出を延ばしたものです。コロナ赤信号のはずですが太陽の塔は赤くライトアップされていません。コロナは大丈夫なのでしょうか。
木星と土星の接近 と 太陽の塔

 望遠鏡を片付ける前に、肉眼でも確認しました。ふだんかけているめがねでは一つに見えます。遠く用の眼鏡では、何となくあるような感じです。はっきりはしません。くっついているというのでしょうか。大きな方の望遠鏡で10mmの接眼レンズ(395倍)では何とか視野の中に収まっています。いっしょに見えるというのには感動します。60倍の方が衛星が全部(7コ)見えるし、輪や縞模様もきれいに見えます。
posted by ヨッシン at 23:58|

2020年12月22日

木星と土星の超接近 その2

 今日は木星が土星を追い抜いて土星の左側に抜けているはずです。距離的には昨日よりも近い位置にいるはずです。大きい方の望遠鏡もだして写真撮影をしました。壊れた、ファインダー取り付け枠は、添え木代わりにしている鉄板を接着剤で固定した後、ステンレスワイヤーで縛り付けてみました。これで壊れなくなるのでしょうか、ゆるゆるなのが気になります。
 望遠鏡をセットして、普通に直焦点で写した木星と土星です。
木星と土星。
 動画を撮影し、そこから処理をしたものです。
木星と土星
 このサイズだとあまり変わりはないようです。
 2倍のテレコンをつけてみました。
木星と土星
 こちらは動画から処理をしたものです。直接写した方がきれいに見えます。
木星と土星

 カリスト・タイタンをいっしょに入れるのが無理なようなので、テレコンを1.4倍に替えてみました。
木星と土星
 イオは木星の前を、エウロパは後(影の中?)を通過中なので写っていません。ガリレオ衛星は2つだけです。
 小さい方の望遠鏡にテレコンを二つともつけて写したものです。
木星と土星

 昨日、太陽の塔とのコラボをうつしました。小さい方の望遠鏡の直焦点でも写るのでは、ということで準備しました。かなり低くなるまで、木星土星は見えていたのですが、あと一息というところで見えなくなりました。低空の濃いもやの中に入ったようです。
 肉眼で直接見た感じです。ふだん使っているめがねでは見えませんでした。車運転用のめがねでは何となく至近距離に点・点と並んでいるように見えます。微妙ですが。望遠鏡から接眼レンズを通して見るのを忘れていたことに、望遠鏡を片付けてから気がつきました。カメラのファインダーから見えているからいいっか。でも、衛星は見えません。写真では木星の縞模様とガリレオ衛星が同時に写りませんが、眼視では同時にしっかり見えます。この違いは何なのでしょう。レンジの違いなのでしょうか。S/N比と呼ばれているものです。
 沈むまでの間に少し時間がありました。これを利用して、月も写しておきました。今日は上弦です。月面×は少し行き過ぎていました。LOVEが見えるというのですが、Lらしきものは二つ、Oはいっぱい、Vも一つ見えています。Eがわかりません。
月

 今日の6時過ぎにスターリンク衛星が大挙して通過するという情報が入りました。まだ木星土星の観察と写真撮影に夢中になっている時間帯です。とりあえず。空いているカメラを北の空に向けて4秒露出6秒のインターバルで撮影しておきました。終わって確認するとかなりのピンぼけでした。これでは写っていないでしょう。飛行機の通過もかろうじてわかるものがまじっています。
 明日も20分ほど早めの時間帯に同じように通過するようです。やり直してみることにします。人工衛星の通過方向からするとどこからどちらの向けて写すかが問題になります。木星土星の観測場所とかぶってしまいます。
posted by ヨッシン at 00:00|

2020年12月23日

備中山城 20 2019/11/4 高梁市吹屋 伝統的建物群保存地区

 吹屋の道筋から離れたところに旧吹屋小学校の建物があります。県の重要文化財になっています。添乗員さんの話では、修復工事中とのことでした。外観だけでも見られないかといってみました。切り通しを越えたところに工場のようなものが見えてきました。案内図に書かれている位置にあります。小学校の建物全体が覆われているように見えます。
高梁市吹屋 吹屋小学校

 横に小学校の写真に似た建物があります。近くにいた人はこれが小学校だといっていましたが、案内図と場所が一致しません。町の宿泊施設がここにある事になっています。その建物なのでしょう。
高梁市吹屋 吹屋小学校横の建物

 いきたいところがありますからいそいでいます。これ以上奥に行かずに戻ります。途中の道沿いでススキが逆光の中で光っていました。だいぶ穂が開いています。
高梁市吹屋 ススキ

 今いるところから見下ろした町並みです。ここから見ると独特の色をした土壁の家が何軒か見えます。あまり赤みが強くないのですが、これがベンガラ色なのでしょう。
高梁市吹屋 町並み保存地区

 町並み保存地区に戻るところにあった民家と紅葉です。
高梁市吹屋 町並み保存地区

 町並みを進んで行くと吹屋観光協会の建物がありました。中に入ってみます。古い町並みの写真などが展示されています。天井部です。ここは吹き抜けになっています。
高梁市吹屋 町並み保存地区 観光協会

 パンフレットを押さえている瓶の中に赤い色をした粉が入っています、色的にはベンガラのようです。果たしてそうなのでしょうか。
高梁市吹屋 町並み保存地区 ベンガラ

 この先少しいったところで町並みは終わりです。ここをすぎるとバスで走ってきた道が見えてきます。
高梁市吹屋 町並み保存地区

 町並みの店で成羽の化石がありました。この付近は合併する前は成羽町でした。三畳紀の貝化石や植物化石で有名でした。成羽町には何度か化石をとりに訪れたことがあります。
続く....


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2020年12月24日

備中山城 21 2019/11/4 高梁市吹屋 ベンガラ館

 吹屋での見学時間は1時間半ほどです。少し離れたところにあるベンガラ工場と鉱山は何とかいけそうです。吹屋ふるさと周遊券というのがあります。ベンガラ工場といった有料施設の入場券がセットになっています。3施設以上入ると割安になりますが、2施設なら個々に払った方が安くなります。郷土館で回れそうかどうか確認しようとしたのですが要領を得ませんでした。ここは後回しにして、ベンガラ工場ついてから考えることにします。
 2号車の添乗員さんとツアーメンバーが先を歩いていました。ベンガラ工場に行くようです。一緒にいきたいところですが、見たいところは他もあります。急ぎ足で先にいかせてもらいました。
 吹屋ベンガラ工場に到着です。正式にはベンガラ館といいます。入り口でチケットを買おうとしたのですが誰もいません。帰りに支払うということで、中に入ったら、奧の方からやっと出てきました。周遊券を買って中に入りました。
高梁市吹屋 ベンガラ館

 入口建物の裏側に磁硫鉄鉱の大きなかたまりが置かれていました。
高梁市吹屋 ベンガラ館 磁硫鉄鉱

 建物はいくつかあります。順番に見ていきます。最初は釜場室です。
高梁市吹屋 ベンガラ館 釜場室

 中に釜というより大きな炉のようなものがあって、上に鍋のようなものがたくさんあります。ここで、磁硫鉄鉱を焼いたのでしょう。緑礬(ローハ)というものが原料と書かれていますが、緑礬というものがよくわかりません。
高梁市吹屋 ベンガラ館 釜場室

 2つ目の建物が水洗碾き臼室です。大きな歯車があります。水車の回転をこの歯車で碾き臼伝えて、焼いた緑礬を粉にしたのでしょう。
高梁市吹屋 ベンガラ館 水洗碾き臼室

 大きな水槽もあります。これで不純物を取り除いたと書かれています。
高梁市吹屋 ベンガラ館 水洗碾き臼室

 3番目の建物が脱酸水槽室です。ベンガラはこの状態では強い酸性になっています。中に含まれている硫酸分を取り除くことでやっと製品になるようです。
高梁市吹屋 ベンガラ館 脱酸水槽室

脱酸水槽室の内部です。ここにも大きな水槽が並んでいます。100回近くも水洗いしたようです。かなり手間がかかるようです。そのため他のところではあまり作らなかったような気がしてきました。
高梁市吹屋 ベンガラ館 脱酸水槽室

 ベンガラ館の建物群です。右側の建物から時計回りに見てきました。
高梁市吹屋 ベンガラ館建物群

 一通り見終わって外に出ようとしたときに、途中で追い越したグループがやってきました。これから見学のようです。添乗員さんはそのまま戻るようです。
 出たところに水のたまっていない池のよう丸い窪地がありました。何に使ったのでしょうか。汚水処理場のようにも見えます。
高梁市吹屋 ベンガラ館前の池

続く...


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2020年12月25日

木星と土星の接近 その後

 21日に木星と土星が最接近しました。その後はだんだん離れているところです。といっても近づいているときと同じくらいのゆっくりとした速度で離れていきます。22日までのようすは報告したとおりです。23日以降もまだ見えるかなと言うことで観測は続けることにしています。年内いっぱいくらいまでかな・23日は雲が多めで、夕方はまだ雲にすきまがありました。切れ目から見えそうだったので、大きい方の望遠鏡は鏡筒を乗せるだけにして、小さい方の望遠鏡ででてきたらすぐに写せるように準備だけはしておきました。暗くなり出した頃から、だんだんとすきまもなくなってきて結局は見えずに終わりました。望遠鏡はそのまま片付けました。24日は昼間は雨で夕方にはやんでいましたが、晴れることもなく夜になってしまいました。
 今日のようすです。雲は多めでした。日が傾きだしたころから、雲が消え始めてきました。観察の準備を始めます。暗くなり出した頃にはだいぶ晴れ間がありましたが、肝心な場所にだけ厚い雲があります。でてくるまでの間の時間を利用して、大きい方の望遠鏡のファインダーが外れたのでその調整をしておきます。それでも肝心なところの雲は退きません。結局、その雲の下にあったすきまにまで星が降りてくるまでは見えませんでした。6時30分近くになっています。沈むまでそんなに時間は残っていません。
 星ができきて、すぐに大きな方の望遠鏡で写そうとしたのですが、二つの惑星は離れすぎていていっしょには入ってきません。レデューサをつけることにしますが、かなりの手間がかかります。
その間に沈んでは見損ねる(写し損ねる)事になりかねません。先に小さい方の望遠鏡で写しておくことにします。それでも、カメラにつけているアダプターをいったん取り外し、間にテレコンを入れて、それから望遠鏡への装着となります。小さい方の望遠鏡で写せた木星と土星です。だいぶ離れてきているのがわかります。右が上になっています。まだ厚い雲が残っています。
木星と土星

 次に大きい方の望遠鏡での撮影に取りかかります。まず接眼スリーブを取り外します。ねじになっているのですが、うまく回りません。何とか外れたらレデューサをそのねじにあわせて取り付けます。それにカメラのアダプターを挿しこもとしたのですがアダプターが見当たりません。レデューサについていた別のアダプターがつかえることに気がつき、それでカメラを接続しました。おかげでテレコンを外す手間が省けました。何とか、写せた木星と土星です。焦点距離は2450mmになります。ピントをしっかり合わせている時間がなったので、かなりいい加減です。
木星と土星
 この時点で高度が低くなっていることもあって、だいぶ色ずれがでています。
 画角のいっぱいまで広がっています。もうこの望遠鏡では2つ同時に見ることはできないでしょう。何か別の対象があるまでしばらくお休みです。鏡筒バンドやケーブル類もすぐに見られるようにつないでいたのですが、外すことにします。
 長い間撮り続けている400mm望遠レンズでの写真です。
木星と土星
 こちらでは、まだ離れているといってもまだすぐ近くにあるように写ります。
 22日に、太陽の塔と惑星をいっしょに写しました。小さい方の望遠鏡の直焦点でも入りそうだったのでやってみることにしました。二つついているテレコンを外さないといけません。アダプターの前と後にありますからこれも手間です。準備ができて、望遠鏡を向けると惑星が入ってきません。ファインダーとはずれたようです。ファインダーの調整をしようと大きな地上の目標のある所に向けようとすると下げすぎで障害物にぶつかって動きません。障害物をどけて、何とかファインダーを調整して、写せた写真です。
木星と土星 太陽の塔
 土星は右端にかろうじて写っています。入るようにずらしている間に、遠くにある建造物に入ってしまいました。これが限界です。
 今日は、雲が切れるのをまったり機械の調整をするのに手間取ったりで実質写真を写せている時間はほとんどありませんでした。カメラのファインダーから見ている時間は更に短く、直接見る時間はありませんでした。

 
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2020年12月26日

土星と木星など 12月26日

 今日は午前中は曇っていましたが、昼頃から晴れ間が広がり始め、太陽が低くなる頃にはほとんど快晴となっていました。夕方の日差しがきついので、透明度が高いようです。沈む太陽をカメラで写してみると黒点が写っていました。300mmズームレンズND8+ND400使用、トリミングしています。
太陽と黒点

 今日も木星と土星を見ることにします。暗くなるまで待ってから望遠鏡を向けていると、間に飛行機が割り込んできました。固定もしていませんでしたが、急いでシャッターを切りました。
木星土星と飛行機

 望遠鏡の固定ができてから、普通に直焦点で写した木星と土星です。
木星土星

 1.4倍のテレコンをつけたものです。
木星土星

 更に2倍のテレコンをつけてみました。
木星土星
 画角内に納めるのに苦労しました。明日も何とかこの範囲内に入りそうですが、衛星が全てきれいにおさまるかどうか微妙なところです。
 1.4倍のテレコンを外したものです。
木星土星

 400mmの望遠レンズで写していると、またもや飛行機が割り込んできました。
木星土星と飛行機

 空気の透明度か高かったので、再び太陽の塔との共演に挑戦することにしました。もう少しで入りそうという時にファインダで確認すると土星が見えません。写真に撮っても写らないようです。再び低空の濃いもやが広がってきているようです。
木星土星と太陽の塔

 木星土星の写真撮影と同時に、西の空に向けて連続写真を撮っていました。その中に人工衛星らしきものが写り込んでいます。飛行機のような赤色灯のない一本筋です。動きが東から西に向かっているのが気になります。人工衛星は東に向かいますから全く逆です。一体何なのでしょうか。矢印の先です。下の方に写っているフォーマルハウトと比べてみるとかなり明るいことがわかります。
人工衛星?

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2020年12月27日

備中山城 22 2019/11/4 高梁市吹屋 笹畝坑道1/2

 次は鉱山を見に行くことにします。正式な名前は吹屋銅山笹畝坑道です。ベンガラ館からは、広い道に戻って吹屋の町並みと反対側に進んだ所にあります。ベンガラに使われるのは磁硫鉄鉱で、ここは銅山なので主要な鉱石は黄銅鉱でしょう。一緒に産出することが多いので、銅製錬に使わない磁硫鉄鉱は捨てられていたのでしょう。再利用でベンガラになったようです。
 向かっている途中で、ツアー仲間の一人とすれ違いました。けっこう早く見学をすませています。もう少し説明が欲しかったといっていました。
 笹畝坑道に到着し、受付で周遊券を見せて中に入ります。ここが坑道の入口です。きれいに支保工が組まれています。
高梁市吹屋 笹畝鉱道

 坑道の壁です。吹き出した地下水からの染みが不思議な色になっています。
高梁市吹屋 笹畝鉱道坑道の壁

 床面の排水路です。蛍光色のような水色になっています。銅山に見られる緑青の色とは少し違います。これも銅の色なのかな。
高梁市吹屋 笹畝鉱道排水路

 こちらも地下水の浸みだし口です。白みが強いのですが、わずかに青みがかかっています。排水路の色と基本的に同じ色です。
高梁市吹屋 笹畝鉱道坑道の壁

 天井に磁硫鉄鉱があると書かれている場所がありました。さびのようなものが表面にこびり付いていて磁硫鉄鉱なのかどうかよくわかりません。
高梁市吹屋 笹畝鉱道 磁硫鉄鉱

 こちらは黄銅鉱です。これもはっきりわかりません。さびが青いから銅なのかな。
高梁市吹屋 笹畝鉱道 磁硫鉄鉱

 地質の説明には、上盤が石英玢岩、下盤が輝石岩と書かれています。樋石(鉱脈のことか)輝石角閃岩柘榴石と書かれてます。接触鉱床と書かれていますが、一般的な説明とは違っていたので理解できていませんでした。下盤に柘榴石と輝石があるのなら接触交代鉱床(スカルン)です。石灰岩にマグマ(石英玢岩)が入ってきたときにマグマの金属成分が石灰岩と置き換わってできます。
 壁に奇妙な模様がありました。似たようなものは北大東島で見ています。ダイナマイトによる発破の跡です。
高梁市吹屋 笹畝鉱道 発破の跡

 天井が高くなっているところに出ました。鉱石を掘り出した跡です。シュリンケージ法を使ったようです。空洞は少し斜めになっています。
高梁市吹屋 笹畝鉱道 採鉱跡

続く..


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2020年12月28日

土星と木星の接近など 27・28日分

 昨日と今日の天体観測のようすを報告します。昨日(27日)のようすからです。
 雲が多めでしたが、夕方には晴れ間が広がり、木星と土星の接近のようすは見ることができました。大きな方の望遠鏡ではいっしょに写らなくなっていますから、今日からはお休みとします。小さい方の望遠鏡での直焦点です。この望遠鏡でも離れてきているのがわかります。
木星と土星
 2倍のテレコンをつけてみました。
木星と土星
 さらに1.4倍のテレコンをつけても入りそうなのでつけてみました。
木星と土星
 ガリレオ衛星までが何とか入ったようです。これ以上離れると全ていっしょには写らないでしょう。
 2倍のテレコンを外したものです。
木星と土星
 400mmの望遠レンズです。これくらいの焦点距離だと余裕で入ってきます。
木星と土星

 夕方西の空にスターリンク衛星が見えるかもということで、インターバル撮影で西の空を写しています。26日に不思議なものが写ったというのもその写真です。27日も写していました。人工衛星らしきものは写ってきませんでした。流星が一つだけ写っていました。丸印の中にあります。そのままだとわかりづらいので、流星部分を原寸切り出して隅に貼りつけています。
流星
 人工衛星については、まだ暗くなっていない時間帯なので写りが悪いようです。もう少し遅い時間帯で月明かりのない頃に再挑戦することにします。

今日(28日)のようすです。
 夕方、太陽の光が強かったので写真を写してみました。黒点が2つあるのが写りました。300mmズームレンズ(周辺部トリミング)でNDフィルター8と400を1枚ずつつけています。
太陽
 上端部が大気差による屈折の影響で青色ぽくなっています。平坦なところに落ちれば、青いところだけが一瞬見えることがあります(ブルーフラッシュ)。ずっと追いかけてみたのですが。建物の屋根からはわずかにずれて林の中に沈んでいきました。
 土星と木星です。望遠鏡とカメラの間には前日の晩のままで1.4倍テレコンがついています。
土星と木星
 これに2倍のテレコンをつけるとはみ出してしまいます。いったん1.4倍テレコンを外して写しました。
土星と木星
 ここに2倍のテレコンをつけてみます。
土星と木星
 これでも画角いっぱいになってきています。このサイズで入りきらなくなるのはもうすぐです。
 400mm望遠レンズでの写真です。
土星と木星

 今日は夕陽がきつかったので、沈む木星や土星が明るいかもということで、再び望遠鏡からの太陽の塔とのコラボに挑戦することにしました。入りきるかどうかわからないので、いったんは400mmの望遠レンズで写しておきます。
土星と木星
 期待したより土星が暗いようです。かろうじて写っています。
 ちょっともたもたしたので、望遠鏡に取りかかるのが遅れてしまいました。何とか写したものです。
土星と木星
 土星が写っていないようでした。よく見ると携帯電波塔の柱の右横にかろうじて写っています。林の中に沈む直前です。21日にきれいに写ったのは、もっと条件がよかったということなのでしょうか。

posted by ヨッシン at 00:00|

2020年12月29日

備中山城 23 2019/11/4 高梁市吹屋 笹畝坑道2/2

 坑道に入る前に、受付でヘルメットを貸し出していました。必要かどうか聞いたところ帽子をかぶっているのならいらないのではということでした。中に入ってみると、天井の低いところが多く頭をぶつけまくっています。今日はここまでだいぶ歩いているので、だいぶ足にき始めています。中腰になるのはちょっとつらいので、うまくかがめないというのもあって、頭をぶつけまくっているようです。
 ここでも他の鉱山と同じように酒熟成庫がありました。
高梁市吹屋 笹畝坑道 酒貯蔵庫

 こちらは、丸いトンネル型の坑道です。タヌキ掘りよりちょっと大きめです。
高梁市吹屋 笹畝坑道 坑道

 一通り見終わって戻ることにします。出口は、鉱石を掘ってできた割れ目のようなすき間を登っていったところにあります。登って上から見下ろしてみた坑道のようすです。
高梁市吹屋 笹畝坑道 坑道

 上にあがったところで天井に鉱石が出ていないか、懐中電灯で照らして見ました。光量が足りず、どうなっているのかよくわかりませんでした。
高梁市吹屋 笹畝坑道 天井

 樋石が露出しているところがあって見てくださいと書かれています。でもその先は通行止めになっています。10mと書かれていますから距離からするとその手前かも。でもそれらしい岩石は見当たりません。「此の上」というのはまっすぐ上なのか?草ばかりで何も見えませんでした。
高梁市吹屋 笹畝坑道 露頭案内

 保存地区に戻ってきました。入口です。
高梁市吹屋 建物保存地区入口

 町並みを通って駐車場に戻ります。町の中は人通りがなくひっそりとしています。みんなどこにいったのでしょう。
高梁市吹屋 建物保存地区

 小学校への分岐点まで戻ってきました。山裾の紅葉に傾いた日が当たってきれいです。
高梁市吹屋 建物保存地区 紅葉

続く.


posted by ヨッシン at 23:52| 旅行記

2020年12月30日

備中山城 24 2019/11/4 高梁市吹屋 旧片山家住宅

 駐車場近くまで戻ってきているのですが、まだ出発時刻までには10分ちょっとあります。駐車場の近くにある旧片山家住宅をのぞいていくことにします。といっても見られるのは5分程しかないでしょう。
 入った所で周遊券を見せようとしたのですが、人がいません。しばらくすると向かいの郷土館の人がやってきて、パンフレットなどを渡してくれました。一緒の管理になっているのでしょうか。
 玄関を入った所です。食器類が並んでいます。急な階段もあります。時間があまりないので詳しい解説は見ていません。どういうところなのかは不明です。店先のようにも見えます。
高梁市吹屋 旧片山家住宅

 店奧と書かれている部屋があります。
高梁市吹屋 旧片山家住宅

 いくつかの部屋が並んでいます。手前の部屋は主婦居間、その向こうは奥座敷と書かれています。
高梁市吹屋 旧片山家住宅

 建物を通りぬけたところにも、蔵などが並んでいます。米蔵とベンガラ蔵と書かれている建物です。中はベンガラ製品などが展示されています。
高梁市吹屋 旧片山家住宅

 右側奥です。仕事場および部屋と書かれている建物があります。
高梁市吹屋 旧片山家住宅

 更に建物の間を通りぬけて、裏側に出ます。道具蔵、ベンガラ蔵、玄米蔵と書かれた建物が並んでいます。旧片山家住宅の内部は思ったより広大でした。10分弱では全部見るのは無理な感じがしてきました。バス出発時刻が迫っています。だいぶあせっています。
高梁市吹屋 旧片山家住宅

 ベンガラ蔵と書かれた建物内部です。一続きの部屋になっています。片山家の歴史などいろいろな資料が並べられていますが、ゆっくり見ている時間はありません。
高梁市吹屋 旧片山家住宅

 更に裏側にでることができます。もうタイムアウトのようです。塀からは敷地の外側のようですので、引き返して旧片山家を出ることにします。
高梁市吹屋 旧片山家住宅

続く


posted by ヨッシン at 00:00| 旅行記