同じ望遠鏡を向けるならということで、ネオワイズ彗星もついでに写してみようとしました。ファインダー代わりのカメラは流星撮影のために外したままです。見つけるための経路に従ってうしかい座ν生から順番に追いかけてみるのですが、彗星に近づくにつれ星は写らなくなってきました。画像処理をすると何とかわかるので、これの繰り返しです。写してはパソコンで処理をしてなので、1回動かす度に時間が相当かかります。1度失敗して、2回目に入れることができたときにはだいぶ低くなっていました。写せた彗星です。

アストロトレーサのテストを続けてします。そのために、極軸はだいたいの方向にしか向けていませんでした。北極星が最初に確認できたので、あわせることは可能でした。極軸がいい加減な状態で目標はヘルクレス座のM13球状星団に設定します。彗星導入にもたもたしたおかげで、望遠鏡での観測可能域に入ってきていました。
ますは、赤道儀自動追尾です。20秒露出です。極軸が合っていない分、星はやや右上がりに動いています。

赤道儀自動追尾を止めて、アストロトレーサをオンにします。同じく20秒露出です。こちらは右より下に動いています。

望遠鏡のセットの時に、極軸はだいたいの方向には向けています。わりと正確に北の方向がわかっているし、高度もこの数日間何度もあわせているので赤道儀を水平に置けばだいたい合わせてくれます。確認していない(北極星の見えないところに置いていた)のですが極軸望遠鏡の視野内に北極星は入っていたと思われます。
正確な北の方向がわからない、緯度もしっかりとわかっていないところだと赤道儀の追尾精度はもっと悪かった可能性があります。北極星の方角がかなり大雑把に、たとえば北斗七星は見えているのだけれども、のような場所だと、アストロトレーサの方が精度が高かったかもわかりません。ということは場合によってはアストロトレーサは使えそうです。実際にはないよりはましというレベルでしょう。赤道儀自動追尾との併用は逆効果でした。
アストロトレーサをオンにしているとシャッターが降りないことが何度かありました。原因は単純でした。写っている場所の確認で手間取っている間に、カメラがスリープモードになり、その後復帰したときにGPSの確認ができるまではシャッターが降りないしくみになっています。次回以後は、このようなことがあっても慌てないようにできそうです。
18にちの夕焼け
今日の夕方の空です。横に延びる高層雲の下面が赤く照らされ、上面は影で黒くなっていました。雲が横に細長く見えていたので、何となく龍のようにも見えました。イモリかな。

左側に光芒も見えていました。2色の夕焼け空の色の変化がわかります。

このパターンの夕焼けは、「東北北回り83」で見ています。ピンク色の夕焼けというのがあるということを偶然知ったのですが、それのヒントになりそうです。日没前にこれが西の空にできていれば見えそうな気がしています。そのチャンスに巡り会えていません。それに近いのは「西九州遊覧船13」で報告しています。