昨日も夕方薄日が差すようになって、雲のすき間から見えるのではと期待したのですが、それ以後はだんだん雲が厚くなってきて雨まで降りだしてきました。結局星は1つも見えませんでした。
今日は、日中は大雨で無理かなという天気でした。夕方になって西日が差すようになって、大きな雲の切れ目も見えてきました。上空に薄雲の広がっている場所もあります。昨日よりは条件はいいようです。
8時過ぎくらいから、北西方向の空の切れ目が大きくなってきました。西空にある月も時々はっきりと見えます。星は双眼鏡でも見えませんが、写真で写してみることにしました。いろいろな方向に向けて移していて見つけたのが、北斗七星の柄杓の柄の部分の星達です。

今日の彗星の位置関係から、柄杓の桶の柄側の星の並びを延長して行って、63番、59番、57番星と追っていけば57伴星の横に見つけることができます。何とか写せたネオワイズ彗星です。真ん中くらい下隅っこに写っています。

中央に持ってきました。

大きく写そうとしましたが、ピントが合いません。だいぶぼけています。右下隅に57番星と並んで写っています。

使ったカメラはノイズの大きなものです。プレビューでノイズが星のように見えますから、位置を調べうのに不便です。別のものに換えて写し直しました。

露出を伸ばしたので、星が流れて写っています。流れないように、アストロトレーサをセットしようとしました。その間に雲が広がってきて星は見えなくなってきました。他にトラブルがいくつか発生して、星が見えなくなりました。その間に、トラブルを修復して何とか写せるようになりました。
次に、雲が切れ始めたのは2時間後です。星の位置はだいぶ移動していますから、どこにあるのかのチェックからやり直しです。今回は、だいぶ低空にいることがわかったので、方角だけをあわせて地上の障害物ぎりぎりから写すとすぐに入ってきました。赤い塔のすぐ左上に写っています。

赤い塔を右下隅に来るような配置で拡大して写し直しです。

長時間露光をかけようとしたら雲に隠れてきました。塔の先端と同じ高さ雲にかかるところに写っています。
