今日もしっかり雨が降って雷鳴もよく聞こえていたので、一時は彗星を見るのは無理かと思ったくらいです。その後、急に晴れてきて青空が見えてきました。これだとできそうということで準備を始めました。わりと上空の雲も少なそうなのと、雲のないところが広いので、望遠鏡を出すことにしました。どうやって彗星を導入するかという問題は、カメラを望遠鏡に同架しファインダー代わりに使おうという作戦で対応します。機器の状態は写真のようになります。

まず、遠くの景色を使って、望遠鏡と同架したカメラが同じ場所が入るようにします。後は、カメラで写真を撮りながら、位置を合わせていくことができます。望遠鏡のピントも久々にアークツルスを使ってあわせておきます。

りょうけん座コルカロリは見えていますから、ここから順番に追っていきます。カメラに入ったコルカロリです。右上に写っています。

ここから左下の方が写るようにすれば彗星が入ってくるはずです。最初に入ってきたものです。左下矢印の先に写っています。

これを真ん中に持ってきます。かみのけ座の星の集団も一緒に写り込んでいます。ピントは甘めです。画像処理をしています。

これで望遠鏡から写せば、入っているはずです。しっかりと写っています。尾があるのかな。画像処理をしています。

空を見ていると薄雲が広がってきたようです。とりあえず露出を延ばしてみました。30秒です。

星が流れているようです。極軸が合っていないからでしょう。高度が合っていない影響が大きそうです。調整しながら何枚か写している間に、雲が広がってきて見えなくなってしまいました。
その後は彗星近辺から雲が退かず、観測終了です。その前に、月が撮影可能域に入ってきたので写そうとしました。準備ができたらまた雲の中です。ちょっと雲の切れ目に入った一瞬のものです。まだ、少し雲のかかっているところが残っています。
