真ん中のコースは、途中に何カ所か休憩所が設けられています。メインのルートのようです。外せないでしょう。ここを進んで行くことにします。
帰りは、北側か南側のどちらかのコースを通って帰ってくることになります。天気が回復すれば、八甲田山も見えるようになるかも知れません。北側のコースをとると山との間が湿原になります。障害物がなさそうなのでよく見えそうです。こちらのコースを戻ってってくることにします。
湿原の中は木道がつけられていて、ここを歩くことになります。すぐに、道の両脇に池が見えてきます。

池の縁にある黄色いのがキンコウカです。花の色に勢いがありません。もう咲き終わっているのでしょうか。

最初に見つけた花らしい花です。ウメバチソウです。

池の底に黄色みがかった白いものが沈んでいます。硫黄です。ここでは温泉水が浸みだしてきているようです。入口の所にも温泉がありました。

池がたくさん見えてきました。初期の段階の低層湿原のようです。

この付近でよく見かけた灌木です。歯の形はヤマモモに似ています。表面のつやが少なめです。もしやと思って調べてみたら、ヤチヤナギでした。関西で化石が見つかれば、寒い気候を示す指標となります。

穂のようなものもあります。ワレモコウなのかトラノオなのか、そういう種類のものでしょう。

池の向こうに八甲田山が見えます。左から雛岳、高田大岳、赤倉岳です。この頃が一番よく見えていたようです。

池の表面にヒツジグサが咲いていました。スイレンに似ています。

再び八甲田山です。赤倉岳の雲が多くなっているようです。全体的に右前の方から流れてきていて、右端に登る気になっていた田茂萢岳付近も雲の中に入っているのがみえます。

続く...............