2020年04月16日

東北北回り 15 8/27 男鹿市寒風山展望台

 男鹿駅から寒風山にあがる経路は2つあります。東側から登るのと西側から登るのの違いです。男鹿駅は西側にありますから、東側から登るとすると少し遠回りになるような感じがします。西側からでも道は大きく迂回しているので、どれくらいの差になるかは見当がつきません。カーナビの指示に従って進んで行くことにします。
 カーナビが選んだのは東側から登るコースでした。山を登っていくと開けたところに出ました。駐車場があったので入ってみましたが、広場があっていくつかの石碑が立っています。山頂はまだまだのようです。ここはスルーしました。
 そのまま進んで行くと峠に出ます。妻恋峠です。ここから、寒風山山頂に行く道が分岐しています。急坂ですが入っていきます。途中に駐車場があります。車でいけるところまで行くことにします。
 上に建物があって、その前はロータリーになっています。駐車禁止と書かれています。禁止なのは建物前だけのようで、反対側には駐車区画のような枠線が書かれています。車も1台止まっています。この後に駐めます。
 ここから見える景色です。南側には、鳥海山が見えます。朝に比べてだいぶ雲が出てきているようです。
寒風山から鳥海山

 東側です。八郎潟干拓地の調整池が見えています。遠くに見える高い山は森吉山です。
寒風山から八郎潟

 北側です。日本海が見えています。遠くに見える山並は白神山地のようです。
寒風山から北側

 西側です。男鹿の市街地が見えています。駐車場のある峠が嬬恋峠、左側の建物のある所が、いったん車を入れたところになります。
寒風山から西側

 その右側です。手前側に火山っぽい形をした山が見えます。その手前側には噴火口のようなすり鉢型の窪みが見えます。第二火口です。遠くに見える山は、男鹿半島の本山と真山です。
寒風山 第二火口

 建物の横をまわって建物の上に行く道があります。あがっていくと男鹿半島側の景色がよく見えるようになってきました。先ほどの火口の右側に底が平らで一回り大きな火口が見えてきました。第一火口です。
寒風山 第一火口

 建物の上には回転展望台というのがあります。周囲にロープが張られているので、近づくことができません。下の建物に回転展望台と書かれていましたから、こちら側から入るのでしょうか。まだ時間が早いためなのか営業はしていませんでした。
 見える範囲で景色を楽しみます。岩木山が見えると書かれていました。かすかに見えていました。三角形に飛び出した山です。
寒風山から岩木山

 大潟村の説明もありました。干拓地にできています。水路がそれを取り囲むように張り巡らされています。
寒風山から大潟村

続く...............


posted by ヨッシン at 23:50| 旅行記

2020年04月17日

東北北回り 16 8/27 男鹿市寒風山 鬼の隠れ里

 寒風山を下りていきます。嬬恋峠からは、登ってきたときと反対側へ降りることにします。ヘアピンカーブがありますが、その下の火口原に、石を積み上げたピラミッドのようなものが見えます。向きが変わるのでどの方角だったかよくわかりませんでした。気になりますが、調べようがないのでパスすることにしました。
 道を下って、第一火口底の横に来たところで、案内板がありました。前に車に踏まれたような空き地があったので、そこに車を入れて何が書かれているか見ることにしました。
 案内板には、鬼の隠れ里と書かれています。突き上げてきた溶岩が壊れて崩れ落ちて、積み上がっているとのことです。ここからはそれらしいものは見当たりません。崩れ落ちた岩なら、寒風山の斜面にたくさん見られます。これのことなのでしょうか。
男鹿半島寒風山 ガレ場

 車の轍のような道はあります。戻ってこられるか不安なので、歩いて行くことにします。自転車を出すほどの距離ではないような気がします。
 道は緩い登り坂になっているので、先は見えません。200mほど進んだ所から下りになり、遠くが見えるようになりました。正面に、岩が積み上がっているのが見えました。ヘアピンカーブのところで見えていたピラミッドです。まだ半分もきていません。サンダルのままきています。昨晩からこすれて歩きにくくなっています。戻ることも考えましたが、だいぶ時間をロスします。このまま進んで行きます。
男鹿半島寒風山 鬼の隠れ里

 この火口原には、ツリガネニンジンの花がたくさん咲いているのが見られます。
男鹿半島寒風山第一火口ツリガネニンジン

 ピラミッドに到着です。ここが鬼の隠れ里のようです。地下から塔のように突き上げてきた溶岩が崩れ落ちてこのような形になったそうです。
男鹿半島寒風山 鬼の隠れ里

 近づいてみました。周囲は草むらに囲まれていて、サンダルでは足を踏み入れるところがありません。
男鹿半島寒風山鬼の隠れ里

 何とか岩にたどり着きました。岩の一つには念仏が彫られていました。
男鹿半島寒風山鬼の隠れ里念仏

 上にあがってみましたが、突き上げてきた溶岩そのものはどれでどのように落ちたのかまではわかりません。見下ろしてみえた、岩のかたまりです。草の先の岩に水がたまっているのが見えます。弘法大師の硯石というのがあるようです。これのことでしょうか。
男鹿半島寒風山鬼の隠れ里弘法大師の硯石

 ここから見える寒風山山頂です。回転展望台と電波塔があります。
男鹿半島寒風山第一火口から寒風山

 車を駐めたところまで戻ります。その近くには1m位の高まりがいくつかあって岩が積み上がっているのが見えます。これなんかも鬼の隠れ里と同じようにしてできたものなのでしょうか。
男鹿半島寒風山第一火口積み石

続く...............


posted by ヨッシン at 23:51| 旅行記

2020年04月18日

東北北回り 17 8/27 男鹿半島鵜ノ崎

 寒風山に行く前に、少し悩んだことがあります。鵜ノ崎に褶曲構造があります。これは海食台上にできています。満潮だと海水の下になるので見えることはできません。満潮の時間帯での到着は避けたいものです。満潮は昼前になります。これからすると早い時間の方がいいようです。寒風山に寄らないほうが、早く着けるので条件がいいことになります。鵜ノ崎を先にすると時間のロスが大きくなります。午前中の潮位の変化は、それほどなかったようなので、寒風山を先にしました。この判断はよかったのでしょうか。
 寒風山から男鹿駅前を通り過ぎて、鵜ノ崎海岸に到着です。駐車場に車を入れて肝がんに降りて見ます。前年ながら、海面のところどころに岩が出ている状態です。海の向こうには鳥海山が見えています。だいぶ霞んできています。
男鹿半島鵜ノ崎海岸

 海岸線に沿って東側です。山並が見えます。大平山から伸びる山々です。この時点でも秋田駒ヶ岳が見えると思っていました。
男鹿半島鵜ノ崎海岸

 褶曲構造を確認してみます。東西に延びる海岸線の東側に行ってます。釣り人のいる岩場には地層の模様が見えます。縞模様は右に傾いています。また、地層の面に沿って岩が削られ平らな面が作られているのがわかります。
男鹿半島鵜ノ崎海岸の岩石

 西に進んでいきます。駐車場の端付近です。地層の模様は見えません。平らな面が見えているようですから、地層はこちら側(北)に傾いているのでしょう。
男鹿半島鵜ノ崎海岸の岩石

 海岸施設の整備されている端まで来たところです。平らな上面は左側やや手前に向いて傾いています。岩が海に浸かっている境目は30度くらい斜めのようなので、走向はN30Wになります。傾斜は北西に20度といったところでしょうか。
男鹿半島鵜ノ崎海岸の岩石

 小さな川を越えてさらに先です。左に傾いているのがわかります。岩の並びは沖合に行くにつれて左に曲がっています。
男鹿半島鵜ノ崎海岸の岩石

 海岸の東側と西側では地層が向き合うように傾いているのがわかります。このような構造を向斜構造といいます。真ん中付近で地層がこちら側をむいていたのは、向斜構造自体がこちらに傾いていたからです。
 海岸の堆積物です。小さな石がたくさんあります。平らなものが多いようです。
男鹿半島鵜ノ崎海岸の小石

 鵜ノ崎から先に進みます。男鹿駅にあった観光案内板には、少し先で、海岸に丸い石が転がっているとたくさん書かれていました。小豆岩という名前だったかな
 それらしいものがないか探しながら走っていると、左カーブを曲がりきったあたりの海岸に丸くなった岩がたくさん転がっているのが見えてきました。近くに駐車場がありません。短時間なので車を道脇に止めて見に行こうとしました。道路の反対側で草刈りをしていた人が何か言っています。聞いてみたら、もっと寄せて駐めるようにということでした。広い路側帯に少しだけ入った状態で駐めていました。少しだけ堤防に近づけておきます。
 海面に丸い石が付きだしています。根元は下の岩盤とつながっているのがわかります。紀伊半島では、似たような現象にさらし首構造という名前がつけられていました。
男鹿半島鵜ノ崎海岸の小豆石

 固いところだけが削り残されてできたものです。ここの場合はノジュールだそうです。中に入っている化石などの成分が浸みだして、地層を固くしてできたものです。
男鹿半島鵜ノ崎海岸の小豆石

 ここから見える鵜ノ崎海岸です。
男鹿半島鵜ノ崎海岸

続く...............


posted by ヨッシン at 23:59| 旅行記

2020年04月19日

東北北回り 18 8/27 男鹿半島金崎

 中山海岸から少し進んだ所で、説明板があるのを見つけました。ここも車を駐める所がありません。車を道脇にぴったり寄せて駐めます。見学は、短時間で済ませるようにします。ここもそれほど時間がかからないでしょう。
 道路から海側です。防波堤にもたれかかるように岩が取り残されています。食い込ませずにこれだけぎりぎりに防波堤があるのは見事です。
男鹿半島金崎 岩

 進行前方です。向こうは港になっています。椿漁港です。
男鹿半島金崎 から椿漁港

 沖合方向です。岩礁が伸びています。かすかに鳥海山が見えています。
男鹿半島金崎 から鳥海山方向

 陸側です。垂直な崖があります。説明板には、火山礫凝灰岩でできている崖で、波の浸食によってできた海食崖と書かれています。この付近は金崎というようです。
男鹿半島金崎 海食崖

 進行後方です。崖が続いています。
男鹿半島金崎 海食崖

 正面から見た崖です。断層があると書かれていましたが、見つけることはできませんでした。
男鹿半島金崎 海食崖

 さらに進んで行きます。こんどは町中の交差点の横に説明板があるのを見つけました。ここも駐車場がありません。三叉路で路側帯の広くなっているところに、車をおいて見に行きました。説明では、椿が育っていて、ここのものは分布域の北限なのだそうです。
 見えるところからは、木の葉のある所までは少し離れているのでどれが椿なのかわかりません。
男鹿半島椿 北限の椿

 一番椿っぽい木です。写真を拡大して見ると確かに椿でした。案内板にはヤブツバキと書かれています。
男鹿半島椿 北限の椿

続く...............


posted by ヨッシン at 23:59| 旅行記

2020年04月20日

東北北回り 19 8/27 男鹿半島山崎 グリーンタフ

 次の目的地は、金崎から見えていた椿漁港の向こう側の岬です。山崎といいます。ここの岩石は、火山から噴出した火山灰や石がたまってできたものですが、緑色をしているので、グリーンタフと呼ばれています。緑色の凝灰岩という意味です。似たような岩石は、日本海沿いやフォッサマグナ地域でも見られます。ここの岩石にこの名前がつけられ、各地のものでもこう呼ばれるようになりました。
 道路からでも、岬の岩石が緑色をしているのがはっきりとわかります。
男鹿半島山崎 グリーンタフ

 公園の向こう側にあります。公園の駐車場が見えるのでそこに車を入れたいのですが、入口がわかりません。一度、通り過ぎてトンネルで岬を行き過ぎてしまいました。引き返して、手前にあった道から入っていきます。岬の手前で車を駐められそうだったので、そこに駐車しました。
 防波堤を越えて海岸に降りていきます。岩石の緑色をしている部分です。ここのものは濡れると緑色が濃くなるそうです。
男鹿半島山崎 グリーンタフ

 柱のような岩があります。この海岸にはろうそく岩と呼ばれる岩があるそうです。これのことでしょうか。
男鹿半島山崎 ろうそく岩
潮が満ちていて、足元は海の中です。これ以上近づくことはできません。
 他にも鬼の足跡とかいろいろと名前のついた岩があるようです。満潮のために、海岸に沿ってこれ以上奧には進む事ができません。残念ながらあきらめるしかありません。
 海岸で咲いていた、ナデシコの花です。
男鹿半島山崎 ナデシコ

 これも柱のような形をしています。崖にへばりついています。ずれたようにもなっています。ろうそく岩はこちらではないでしょう。
男鹿半島山崎 グリーンタフ

 防波堤に戻り、その上から見た海岸の岩石です。左端の岩が一番青くなっています。グリーンではなく緑青色です。
男鹿半島山崎 グリーンタフ

 海岸沿いを走る道路に戻ります。戻り口のところに説明板があります。何かとみると椿の白岩と書かれています。海岸の岩石と同じものだそうです。白いのは、乾燥しているからでしょう。
男鹿半島山崎 椿の白岩

 再びトンネルを越え、振り返って見た、山崎です。ここの岩石は、椿の白岩と同じ様に真っ白です。
男鹿半島山崎 グリーンタフ

続く...............


posted by ヨッシン at 23:56| 旅行記

2020年04月21日

東北北回り 20 8/27 男鹿半島潮瀬崎 ゴジラ岩

 漁港で山崎の写真を撮った後は、男鹿半島の周回をさらに続けます。1分も走らないうちに、上に祠の乗っている岩というか島がみえてきました。弁天島です。何の祠はわかりません。祠があるというだけだし渡って行けないということもあり、車を路肩に寄せて写真を写すだけにしました。
男鹿半島潮瀬崎 弁天島

 次の岬に到着です。道路から岬側に降りたところに車がたくさん駐まっている広場があります。行ってみることにしました。降りる途中に案内板があります。ここは潮瀬崎といい、変わった形の岩がたくさんあると書かれています。正面に見える、二つ並んだ直角三角形の岩は双子岩です。双子岩までは海食台が広がっています。
男鹿半島潮瀬崎 双子岩

 道路下の堤防の向こうに見えるのは帆掛け島です。
男鹿半島潮瀬崎 帆掛け島

 広場に車を駐めます。駐車場として整備されていないようで、大きな石がつきだしていたり、水たまりがあったりします。どこに駐めようか迷っている車もありました。
 岬の方に進んで行きます。双子岩の間を通っていきます。案内板には、ここに岩床や岩脈があると書かれています。岩脈はすぐにわかりました。茶色くなっている筋がそれです。火成岩ぽくないような気がします。
男鹿半島潮瀬崎 双子岩の岩脈

 岩床は水平にあると書かれています。案内板の図では、岩の下にあるようです。見つけられませんでした。岩脈の下にある岩石は上のものと何となく違っているようです。これなのかも知れません。
男鹿半島潮瀬崎 双子岩の岩礁?

 山側のようすです。道路沿いに崖があります。それ以外にも斜面の真ん中にも崖のような岩が出ています。このあたりが海岸だった名残でしょうか。
男鹿半島潮瀬崎山側

 ここの名物は、ゴジラ岩です。これを目的にたくさんの人が来ていたようです。それっぽく見えるところを探していました。これなのかなという感じの岩があります。
男鹿半島潮瀬崎 ゴジラ岩

 裏側にまわってみると、全然ゴジラっぽくありません。
男鹿半島潮瀬崎 ゴジラ岩

 足元の水たまりには、かめ穴ができています。
男鹿半島潮瀬崎 かめ穴

 もう一つ亀岩というのもあります。写真は灯台が乗っている岩が示されていました。これのようですが、どう見立てれば亀になるのでしょうか。
男鹿半島潮瀬崎 亀岩

続く...............


posted by ヨッシン at 23:59| 旅行記

2020年04月22日

東北北回り 21 8/27 男鹿半島潮瀬崎 ゴジラのしっぽ岩

 潮瀬崎にはたくさんの観光客がきていました。そのほとんどの人の目当ては、ゴジラ岩でした。それ以外の岩には全く興味を示していませんでした。ゴジラらしいものを見ると帰って行きます。他に釣をしている人達もいます。
 ここには、今までにあげた以外にもう一つ、ゴジラのしっぽ岩というのがあります。地層ができたときに地震が起こり、液状化現象にともなって地層中の泥の層が地層の割れ目を伝わって上がったものが、浸食で取り残されてできたもののようです。足元をよく見ると、それと同じようなものがところどころに見られます。
男鹿半島潮瀬崎 岩脈

 はっきりとしっぽ岩とわかるものは見当たりません。案内図も大雑把に書かれているので、正確にどこなのかはっきりしません。灯台のあった亀岩にあがってみると見渡せるのではないかと考え、行ってみることにしました。
 亀岩の灯台への上がり口から見た灯台です。
男鹿半島潮瀬崎 潮瀬崎灯台

 亀岩の上にあがってみました。そこから満た潮瀬崎の入口方向です。真ん中と右端に双子岩が並んでいます。
男鹿半島潮瀬崎 双子岩

 さすがに上からだとよくわかります。すぐに見つけることができました。そこに行くまでの間に、大きな溝があります。これを越えるのは大変そうです。通れそうなところも確認してからいきます。
男鹿半島潮瀬崎 ゴジラのしっぽ岩

 ゴジラのしっぽ岩です。しっぽについているひれのようなものでしょうか。ディメトロドン型です。ゴジラはぎざぎざのあるステゴザウルス型のような...。
男鹿半島潮瀬崎 ゴジラのしっぽ岩

 しっぽ岩から見た亀岩です。どこが亀なんだろう。
男鹿半島潮瀬崎 亀岩

 ここから引き返す途中に見たゴジラ岩です。正面から見ると全然ゴジラに見えません。
男鹿半島潮瀬崎 ゴジラ岩

 下を通りぬけたときに見ると、だいぶゴジラの顔らしくなっています。
男鹿半島潮瀬崎 ゴジラ岩

 ちょっと離れてみます。これならゴジラといっても許せるかな。
男鹿半島潮瀬崎 ゴジラ岩

 少し離れたところに、ガメラ岩というのがあるそうです。コケで緑色をしているのが特徴だそうです。車で道路に戻って、少し進んだ所から眼下の岩場を見ると緑色の岩が見えます。ガメラ岩ってこれのことでしょうか。
男鹿半島潮瀬崎 ガメラ岩

続く...............


posted by ヨッシン at 23:59| 旅行記

2020年04月23日

東北北回り 22 8/27 男鹿半島 五社堂

 潮瀬崎を過ぎると、男鹿半島の西海岸にまわり、道は北に向かって進むようになります。案内図に次にあると書かれているのは、赤神神社五社堂です。ここを目指していくことにします。
 それらしいあたりに集落があって、大きな駐車場があります。ここかなと思って車を入れて駐めました。大きななまはげ像があります。
男鹿半島五社堂 なまはげ像

 バス停があってみると門前と書かれています。門前というのは、この付近にたくさんの寺院があった名残だとか。
 案内図もあります。それによるとここから五社堂へあがっていく道が書かれています。かなりの坂のようです。このまま道を進んで1kmほどいったところに駐車場がありそこからだと登る高さは半分以下で済むようです。そこまで車を移動させます。
 ヘアピンカーブを登った先に駐車場はありました。そこに車を入れます。奧に遊歩道の入口があって、進んで行くと鳥居の前に出ます。
男鹿半島五社堂 鳥居

 鳥居の横には塔があります。宝篋印塔だそうです。奥の看板には徐福塚があると書かれています。最初はどれかわかりませんでした。手前に見える石碑のようです。
男鹿半島五社堂 宝篋印塔

 ここからさき、道らしきものがないので少し迷いました。鳥居の先の階段を上がっていけばいいと気づき登っていきました。道脇ではノカンゾウの花が咲いていました。ひょっとしてニッコウキスゲかも。
男鹿半島五社堂 ノカンゾウ

 ここから乱雑に積まれた石段が続きます。999段あるそうです。といってもどれを数えたらいいのか迷います。段数は何回数えても違ってきそうです。
男鹿半島五社堂 石段

 伝説では、鬼に一晩で石段を千段積み上げたら○○ということで、はじめさせたものの夜明け前にできてしまいそうになったので、ニワトリの声をまねたところ慌てて逃げ帰ったということです。似たような話は他のところでも聞いたことがあります。
 石段を登りきったところにあった池というか水たまりです。御手洗の池といいます。
男鹿半島五社堂 御手洗の池

 こちらは姿見の井戸です。水面に姿が写らないと先は長くないという伝説があるそうです。
男鹿半島五社堂 姿見の井戸

 思ったより生ぬるい水でした。
 ここから一段上がったところが広場になっています。長床があったそうです。その上に5つの社があります。
男鹿半島五社堂 長床跡から五社堂

 左端の社です。赤神権現堂というようです。
男鹿半島五社堂 五社堂(赤神権現堂)

 手前にある石碑です。月山湯殿山鳥海山と書かれています。鳥海山の代わりに羽黒山が入れば出羽三山になります。
男鹿半島五社堂 石碑

 左から順番にお参りし、右側から降りてきたところにある杉の木です。このあたりに逆さ杉というのがあったそうです。鬼が逃げるときに、近くにあった杉の木を引っこ抜いて逆さまに突き刺したといういわれがあります。
男鹿半島五社堂 逆さ杉?

 石段を降り駐車場に戻ります。道路を渡ったところから見える潮瀬崎です。亀岩と灯台ははっきりと見えます。
男鹿半島五社堂駐車場から潮瀬崎

続く...............


posted by ヨッシン at 23:59| 旅行記

2020年04月24日

東北北回り 23 8/27 男鹿半島西海岸を北上

 五社堂の駐車場からは、男鹿半島の西海岸に沿って北上していくことになります。切り立った断崖が続いているようです。いったん登った高さから緩い登り坂で道が続いています。
 しばらく走っていると、左側に駐車場が見えてきました。何かの説明板があります。中に入って何なのかを見ることにしました。
 書かれていたのは、舞台島があるということです。探してみました。沖合に島が見えます。舞台というには小さいようです。
男鹿半島 舞台島

 ここから北側の岩場にいくつか島が見えています。上面が平らな島もあります。これなのかなということにしておきます。
男鹿半島 舞台島

 実際には、写真の右側にある崖の上面が平らになっていて、そこを舞台島といういうようです。ここで巫女が舞を舞ったという言い伝えがあります。島という名前に惑わされていました。
 説明板の横には、菅江真澄の道と書かれた標柱があります。ここまででも何カ所かで見かけました。ここのものは蝙蝠の窟と書かれています。これについての説明は見つけられませんでした。
男鹿半島 菅江真澄の道

 その足元で咲いていた花です。シシウドのようですが、丈が小さいようです。
男鹿半島 シシウド?

 次に進みます。大桟橋と書かれているところから下に降りる道があってその先が駐車場になっています。芦の倉駐車場と書かれています。
ここからは南側に鳥海山が見えました。だいぶ雲が多くなってきているようです。
男鹿半島芦の倉駐車場 鳥海山

 眼下には大桟橋があります。岩が橋のように削り残されています。
男鹿半島芦の倉駐車場 大桟橋

 北側の海岸線方向です。蓬莱島とか剣崎があります。蓬莱島はその色から桜島ともいいます。大きな建物がみえています。ホテルでしょう。
男鹿半島芦の倉駐車場 蓬莱島

 芦の倉駐車場の次は白糸の滝駐車場でした。白糸の滝は海からでしか見えないそうです。近くにある小川の所まで行ってみました。藪の中で水の流れが見えるところはほんのわずかです。この先は断崖になっているので、そのまま滝となって落下しているのでしょう。
男鹿半島 白糸の滝

続く...............


posted by ヨッシン at 23:59| 旅行記

2020年04月25日

東北北回り 24 8/27 男鹿半島戸賀湾

 白糸の滝駐車場あたりから、緩やかな下り坂が中心の道になっています。2kmほど進んだ所に、説明板のある駐車場があります。入っていきました。
 カンカネ洞駐車場と書かれています。北側に見えるのは青砂集落です。カンカネ洞はこの湾の手前入口側の海岸沿いにあります。見た感じでは駐車場はなさそうです。カンカネ洞は興味があるのですが、パスすることにします。
男鹿半島カンカネ洞駐車場から青砂集落

 北上を続けます。青砂集落の上を通り過ぎ少し進んだ所から広場に降りる道がありました。入っていったのですが、ホテルの敷地内のようです。芦の倉駐車場から見えていた建物です。ホテルには用がないので止めていいのかどうかわかりません。退散することにします。でる前に正面に見えていた崖だけ写真に撮りました。不思議な構造をしています。
男鹿半島 青砂集落

北上する道路に戻って進んで行きます。しばらくの間は海岸の斜面の道です。ヘアピンカーブを2回まわって海岸の高さまで降りていきます。広い駐車場があるので車を入れてようすを見ることにしました。
 駐車場から海側です。赤紫色の不思議な岩でできています。流紋岩の一種でしょう。ゲド鼻というようです。沖合に戸賀灯台のある宮島も見えています。ここからだと陸続きのようにも見えます。
男鹿半島ゲド鼻

 北側は大きな入り江になってるようです。向こう側の陸地まではだいぶ離れています。
男鹿半島ゲド鼻

 駐車場の南側です。男鹿水族館があります。今日はだいぶ遅くなっていますので、見学はパスします。
男鹿半島男鹿水族館

 駐車場の真ん中くらいのところの海側にあった岩石です。今までのものとは何となく様子が違います。
男鹿半島男鹿水族館海岸岩石

 水族館横の岩場です。丸い物の載った柱が見えます。GPS測位器に似ています。検潮所がありますからそれに付属のものでしょう。
男鹿半島男鹿水族館検潮所

 駐車場の真ん中に大きな岩が残されています。固そうな岩ですが、落石注意と書かれています。見かけより壊れやすいのでしょうか。柵があって近寄ることはできません。
男鹿半島男鹿水族館駐車場の岩

続く...............


posted by ヨッシン at 23:59| 旅行記

2020年04月26日

東北北回り 25 8/27 男鹿半島 八望台

 男鹿水族館に着いた時点で正午をまわっています。この後、白神十二湖にも行きたいので、男鹿半島で時間を使う余裕はほとんどありません。北端の入道崎をまわっていくつもりでいましたが、時間的には無理なようです。この先の戸賀集落から山越えをして反対側にぬけることにします。
 といっても、この近くにある目潟は見ておきたいので、それが見えるという八望台に行くことにします。山越えの途中にあります。道が複雑そうですから、カーナビに頼ることにします。時々、感覚とは反対の方向に指示が出ます。それでも八望台に到着しました。元有料道路沿いにあるので、その入口をまわっていたようです。
 駐車場から奧の方に一の目潟があります。探したのですがそれらしいものは見つけられません。
男鹿半島八望台から一の目潟方面

 展望台があります。上がってみます。二の目潟と奧に大きな湾が見えます。戸賀湾です。どちらも、マグマが上昇してきた時に地表の岩石を吹き飛ばしてできた火口跡です。爆裂火口といいます。英語ではマールです。
男鹿半島八望台から二の目潟戸賀湾

 再び一の目潟を探します。標識のある所からでも、見つけることができません。
男鹿半島八望台から一の目潟方面

 展望台からは、他に見えるものも書かれています。これは真山と本山です。本山は男鹿半島の最高峰で、標高は715mです。
男鹿半島八望台から真山と本山

 寒風山も見えています。
男鹿半島八望台から寒風山

 もう一度、一の目潟を探してみたところわずかに水面を見つけることができました。
男鹿半島八望台から一の目潟

 視線を上に上げると、白神山地が見えます。一の目潟の位置は土が露出しているところでわかります。
男鹿半島八望台から白神山地

 やや右側です。能代の海岸線沿いにたくさんの風車が並んでいるのが見えます。これからこちらの方に行くことになります。
男鹿半島八望台から能代海岸

続く...............


posted by ヨッシン at 23:59| 旅行記

2020年04月27日

東北北回り 26 8/27 三種町から八峰町

 八望台から山を降りて、海岸と平行に走る道に入ります。この道は、入道崎寒風山線と言うようです。寒風山の方に向かっているようです。前方に寒風山が見えることもあります。元に引き返しているようですが、途中で道が分かれて目的地方向に向かうことはわかっていますからこのまま進みます。
 能代の方に進む国道に入りそのまま進んでいきます。小高い丘が見えます。そこの松の木が陸側に傾いているように見えます。車を止めて証拠写真を撮ったのですが、傾いている木にあわせてしまいました。実際は地面の方が水平です。
能代 風で傾いた木

 このあたりの丘は、古い砂丘のようです。ところどころで砂を取っているようです。大きく削られたところがあります。
能代 古砂丘?

 能代の手前で、青森の方から来る国道と合流します。さらに進みます。能代を過ぎて八峰町に入ったところで、道の駅がありましたので休憩することにしました。道の駅みねはまです。ここでも観光資料は入手できませんでした。ここで梨とブドウ、トマトを買いました。ちょっとした間に食べる事ができます。
 ここの横は公園になっています。ポンポコ山という名前がつけられています。
能代 砂丘(ポンポコ山)

 公園は砂丘の上に作られています。砂丘らしいところが見られるかと思いはいっていきましたが、あるのは公園施設だけでした。次に進む事にします。
 次に見えてきたのは鹿の浦展望所です。入ってみました。ここから見える南側の海岸線です。
八峰町鹿ノ浦展望所 南側海岸線

 海岸から離れたところに男鹿半島も見えています。もうかなり遠くまでやってきたようです。
八峰町鹿ノ浦展望所 男鹿半島

 北側です。白神山地が見えています。こちらはだいぶ近くなったようです。
八峰町鹿ノ浦展望所 白神山地

 一番手前の入り江にある砂浜です。黒い砂がたまっています。砂鉄でしょうか。
八峰町鹿ノ浦展望所 砂浜

 その先の岬です。柱状節理のある岩が見えています。
八峰町鹿ノ浦展望所 柱状節理

 山側です。斜面の木々が茶色く変色しています。まだ紅葉には早いようです。枯れているのでしょうか。
八峰町鹿ノ浦展望所 山の斜面

続く...............


posted by ヨッシン at 23:59| 旅行記

2020年04月28日

東北北回り 27 8/27 八峰町岩館

 鹿の浦を出て、八峰町を北上していきます。しばらくいくと、岩館漁港への分岐がありました。こちらの方に進んで行くことにします。町の中を通りぬけ、ヘアピンカーブで高台から海岸に下りたところでT字路になっています。左に進むと方角的には引き返すことになります。右に進む事にしました。だんだん町から離れていきます。漁港はこちらではなかったようです。
 道の真ん中に岩が取り残されているところがあり、その先に車止めがあります。ここでいったん車を止めることにします。ついでに海岸を見ておきます。物見岩がある所です。大きな岩があります。
八峰町岩館 物見岩

 ここからどうするか考えます。脇道に入ってからだいぶきています。引き返すとなると大きく戻らないといけません。カーナビの地図を確認すると道はこの先ずっと続いています。少しいったところで、斜面を登り、灯台の横を通れば元の国道に出ることができそうです。道が狭くなっているのでいけるかどうか不安になります。けっきょくまっすぐいくことにしました。
 少し進んだ所に説明板がありました。その前に車を止めて読みに行きます。色あせているので読みにくいのですが、ベースサージと書かれています。見に行くことにします。
 海岸に降りてそれらしいものを探します。何となく普通の岩に見えます。
八峰町岩館 物見岩

 南側は、遠くの方を見わたしても、これとあまり変わりがないようです。
八峰町岩館

 反対側に降りて、足元の石を見るとそれらしいものが見えます。平行に細かく筋が入っているのが特徴です。
八峰町岩館 ベースサージ

 その先の岩を見ると、同じ縞模様が見えました。これが、ベースサージです。海岸や浅い海底で火山のマグマが上昇してくると、小爆発(といってもかなり激しいものです)を何回も繰り返します。その時に砕かれた岩片が、横殴りの突風に乗って飛ばされてきます。この突風をベースサージといいます。
八峰町岩館 ベースサージ

 先に進みます。すぐに斜面を登る道がありました。登っていくとその先に灯台が見えてきます。ちごき崎灯台です。
八峰町岩館 ちごき崎灯台

 灯台のまわりの草原は、ツリガネニンジンでいっぱいです。
八峰町岩館 ちごき崎灯台 ツリガネニンジン

 灯台の海側から北側を眺めてみました。岩場が続いています。先に見えるの須郷岬です。
八峰町岩館 ちごき崎灯台から須郷岬

 車を進めます。すぐに国道に出ました。左折し北上を続けます。道の駅八森が見えてきました。ここに車を入れます。
 御殿水があるとも書かれていました。道の駅の北側にある建物の裏にあります。名前は、津軽藩のお殿様が参勤交代の途中にここの水を飲んで褒め称えたことに由来しているそうです。
八峰町八森 御殿水

続く...............

posted by ヨッシン at 23:59| 旅行記

2020年04月29日

東北北回り 28 8/27 深浦町 十二湖へ

 先ほど見えていた須郷岬を過ぎると、八峰町から深浦町に入ります。白神十二湖や今日泊まる予定の宿がある町です。時刻は3時をまわっています。ちょっと遅いかなというぐらいです、まわる場所が制約されますが、何とか遅れずに宿に着けそうです。
 道路横に駐車帯があって、海が見られそうだったので、止めて見てみました。岩場が見えます。まだだいぶ高いところにいます。海岸には降りられないようです。
深浦町 須郷岬

 上を五能線の列車が速度を落として走っていきます。窓の中では、スマホがこちら側に向かって一斉に並んでいるのがみえます。
深浦町 須郷岬五能線列車

 北側です。海岸の岩場はまだまだ続いています。上には五能線の橋梁も見えます。
深浦町 須郷岬

 さらに進んで行きます。十二湖への分岐の標識がありました。入っていきます。日本キャニオン駐車場の前を通ります。ここも見ていると時間が足りないかも知れません。一度きていますから、後回しにする事にします。時間が足りなければ、明日の朝にくるというのもあります。
 通り過ぎた先は分岐路になっています。工事をしていて、どちらに進むのかを聞かれました。どちらなのかよくわかっていません。とりあえずはビジターセンターで資料を入手しようと考えています。右だと教えてくれたので、その通り進んで行きます。
 十二湖ビジターセンターに到着しました。
深浦町 十二湖ビジターセンター

 十二湖の自然についての紹介とかが展示されています。簡単に見た後、散策マップをいただきました。
 ビジターセンターの前に越口の池があります。間に木が生い茂っていて、よく見えません。
深浦町十二湖 越口の池

 横にイトウを養殖しているところがあります。たくさんのイトウが泳いでいます。北海道にいる魚です。
深浦町十二湖 越口の池イトウ

 同じくイトウです。
深浦町十二湖 越口の池イトウ

 ここからは越口の池がよく見えます。
深浦町十二湖 越口の池

続く...............


posted by ヨッシン at 23:59| 旅行記

2020年04月30日

東北北回り 29 8/27 深浦町十二湖 青池

 ビジターセンターから、道路に沿って池がたくさん並んでいます。車を駐めたまま散策するか、この先の駐車場まで車で行ってそこから散策するか、二つの方法があります。標準コースとして、この先の駐車場から散策するコースが書かれていますから、これに従うことにします。
 ここの駐車場は有料です。支払いは、物産館のレジです。前に車を止めて、支払いにいきます。先に駐車場に入れてからでもよかったようです。それにしても、ビジターセンターからここまでの間で有料になるのはどういう違いなのでしょうか。
 駐車場から少し引き返したところにあるのが、鶏頭場の池です。道路からでは林の向こうなのでよく見えません。
深浦町十二湖鶏頭場の池

 道路から池の方に行く遊歩道があります。入っていくと道の両側に池が見えてきます。その先には東屋があります。ここから見た左側の池です。水面は鏡のように真平らです。
深浦町十二湖鶏頭場の池

 右側です。池に崩山が写っています。斜面に大きな崖があります。ここか崩れ落ちたというのが名前の由来でしょうか。
深浦町十二湖鶏頭場の池

 両側の池の名前が知りたいのですが、どこにも書いていません。左側は位置関係からすると、鶏頭場の池でしょう、右側はよくわかりません。
 元の道に戻って、進んで行くと再び池が見えてきました。鶏頭場の池と書かれています。東屋の先で池はつながっていたようです。
深浦町十二湖鶏頭場の池

 池の周りにある樹木です。ブナの木が多いようです。白神山地はブナ林で知られています。
深浦町十二湖鶏頭場の池ブナ

 鶏頭場の池は大きな池です。なかなか端までたどり着きません。
深浦町十二湖鶏頭場の池

 やっと端までたどり着きました。見ているとカイツブリがいました。写真を撮ろうとねらったのですが、あがってきません。あきらめてしまいました。
深浦町十二湖鶏頭場の池

 道はここで池から離れて坂になっています。登っていった先にあるのが青池です。
深浦町十二湖鶏頭青池

 うわさ通り池の水は青い色をしています。展望所があってそこから池が見られるようになっています。
深浦町十二湖鶏頭青池

 展望所の上に遊歩道があります。そこから見た青池です。
深浦町十二湖鶏頭青池

続く...............


posted by ヨッシン at 23:54| 旅行記